ミヤマクワガタの幼虫の割り出し

かなり遅いのだろうけれどもようやくミヤマクワガタの割り出しをした。産卵セットを検めて幼虫が喧嘩してお互いに傷つけないように個別に分ける作業だ。

成長が遅く体躯も小さいので大きくなってから割り出しをしたかった。間違っても卵を潰さないように卵のまま移植するのは避けたかった。普通は10月ごろに割り出しをするらしいが菌糸マットでの肥育ができないミヤマクワガタでは小さい幼虫を傷つける危険を冒して割り出しを急ぐ理由はないように思う。

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産卵マットの中で孵化するカブトムシと違って、ミヤマクワガタの幼虫は中に入れた朽木の中からも8匹近くが出てきた。まさしく木を食べて育つのだな。程よく湿り、腐って柔らかくなっていて確かに育つには最適そうだ。

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朽木が粉砕されたマットの中からも出てきた。しかし底に足固めた黒土の中にはいなかった。

光に晒されてモゾモゾと動く。逃げるような活動力はない。只ひたすらゆっくりと自分の周辺を食べながら肥えていくだけの弱々しい存在。

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合計15匹が確認できた。多いのか少ないのか。

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ダイソーの製菓コーナーで買った蓋つきプラカップ200g容器7個入りが丁度2セット隙間なく収まる奇跡。一つのプラカップだけ2匹で同居してもらっている。


この成長の遅さからして成虫になるまで2年はかかりそうな予感がする。大きいプラカップにするには冷蔵庫の容量が足りない。どうしたものか。取り敢えず問題は先送りにして1年の間に考えようかと思う。