月光荘の分館、「月のはなれ」という銀座のクラブ街の雑居ビルの5階にあるカフェバー。
日々変わる生演奏。ピアノ、弦
ガンボ、ケイジャンチキンのようや食事メニューもある。
シェイカーで作ってくれる本格カクテル。
作家のアート作品が売られている。
廃墟隠れ家のような風情。
銀座8丁目。クラブの前には高級車が停まり、壮年の男にドレスや着物の若い女が付き従って歩く。すれ違いざま、「ご馳走様でした。とっても美味しかったですー⤴︎」という嬌声。どうやら銀座は平常運転だ。
世の中には一晩で何万円、何十万円を使っても気にならないお金持ち、そのぐらい使っても乾きの癒えない金持ちがいるのだな。そして貧富の差という意味では歴史上、今が最も少ない世の中なのだ。
エレベーターすらない雑居ビルの5階にお目当てのカフェバー「月のはなれ」
大体の日には何某かの生演奏が聴ける。今日はピアノだそうだ。弦楽器の日も来てみたい。
ノーチャージだけれども、任意のチップを勘定に上乗せして払う仕組み。知らない曲ばかりだったけれども生演奏は心地良い。
生ビールから始めた。見た目の素敵な彩りのカクテルを頼んでいる人も多い。
カップルで来るのにピッタリの店なのだが1人客が多い。生演奏が流れる良い店の証左だ。
ガンボを頂く。オクラが効いていて美味しい。バジルとタバスコで味変させながら楽しむ。家で作ってみようかと思う。
珈琲にテリーヌで丁寧に締める。私の銀座通勤が終わった日を1人で祝杯を上げる。
学生の頃でも来られた価格帯のお店だった。こういう店をもっと昔から知っていたら銀座という街がもう少し好きになっていたのかもしれない。