朝、食卓に行ったら椅子の背もたれに巨大蟻が乗っていてのけぞった。子供が仕掛けたらしい。
先日、子供達と衝動買いした「いきもの大図鑑」シリーズの黒蟻フィギュアだ。500円也。10体ぐらい購入して行列を再現したいがさすがに無駄遣いが過ぎるか。
脚の節が全て可動式の優れもので3Dスキャンされた精巧なもの。こうしてまじまじと見ると前脚は中脚、後脚よりもかなり短いことがわかる。蟻が高速で走る時、前脚が浮いてしまうように思えたが実際には中脚、後脚はかなり広げて動かすようだ。
脚を折り曲げるとリアルな死骸。
なかなか勉強になる。ちなみに蟻には蜂と違い毒針は無いと思っていたがパラポネラという蟻には毒針があり、刺された痛みは全蟻、蜂の中で最強だという。
それにしても、こんなに肉の少なそうな蟻に寄生する冬虫夏草のアリタケなんてものがいるのだから不思議だ。神経を乗っ取るのではなく筋肉を乗っ取り、ゾンビアリに仕立て上げて胞子を拡散しやすい樹上などに向かわせるらしい。自然は不思議だ。