高円寺にある昆虫好きの聖地「虫社」に立ち寄ってみた。宝石象蟲は個体差も楽しい。フィリピンに住んでいる頃にお目にかかりたかった。
白金黄金蟲。プラチナコガネ。嘘っぽいほどの金色、白金色で口が開いてしまう。標本のお値段も高価で1万2千円と破格。
世界一美しい亀蟲かと思いきやこれも象蟲の一種だそうだ。
いずれ、これら美麗宝石昆虫の標本を飾る為の標本台を陶器で作りたい。4、5段ぐらいにそれぞれに宝石のような蟲の標本を収められるようにし、ガラスドームに封じられるようにする。いいな、イメージが湧いてきた。正月から眼福、眼福。創作意欲が湧いたので工房へ。
団子蟲。脚も細かく、少しグロめに作る。白釉薬を全面的に掛けると少し印象が和らぐので細かく作ってグロいディテールが少し消えるぐらいでちょうど良いかと思う。
菌糸体を加飾した。白釉薬を掛け、トルコ青結晶釉をさらに頂上部に二重に掛けて仕上げようかと思う。
反対側にも加飾。菌糸体と同じ形状に植えたサボテンが育ってくれれば意図通り。サボテン「紫太陽」を植えようかと思う。
もう一つ、鍬形蟲鉢を作った。
脚の脛節、跗節の刺刺まで作り込めなかったのは残念。手抜きとも言う。黒泥土がすぐ乾いてボロボロと崩れてしまう。石膏を脚型に削って型取りしたらもっと繊細な脚を望むレベルの水準まで作り込めるのではないか。しかし型取りすると工業製品化、没個性化の第一歩のような心理抵抗がある。ううむ。
こちらは少し開口部が狭い。七宝樹錦でも植えようか。背中の土割れをそのまま薄掛けにして透けるようにできないものか。
土台も含めて全面に白釉薬を掛けてしまうか、土台は素焼きにして鍬形蟲が覆い被さっている様を分かりやすくするか、どちらにするか悩ましい。
姫春星の群生、紫太陽、銀手毬、実生のマミラリア複数株など植えたい多肉植物が控えている。もっと速く鉢数を作れるようになりたい。