カブトムシ類の脚の細さに悩んでいた。幼虫を作ることにしてふと、その中間体である蛹の冬虫夏草があっても良いではないかと思った。
台座よりも大きくはみ出す形。
造形はそれなりにうまくいったように思う。コーカサスオオカブトも悪くないが、やはり頭部にY字の立派な角を持つ日本のヤマトカブトムシが作りたくなる。
成体はどこまでもシャープな輪郭のカブトムシだが蛹は細い脚も太いチューブのような皮に包まれていて全ての輪郭が丸味を帯びていて愛嬌がある。実は蛹は陶器の造形に向いていることがわかった。
原種水仙が最もこの鉢に合うとは思わない。合わない。それでも庭先に何かが咲いているのを見つけて喜び、室内に取り入れるのは楽しい。
サボテンも多肉植物も良いが、季節の庭の花の一輪挿しもガラス容器に投下する影もまた別種の魅力だ。
翌日には満開