蝉幼虫 寄植え 陶蟲夏草鉢

1週間に2〜3時間でも無心に手を動かす時間というのはストレス発散の上でなんとも貴重。私にとって作陶は心を空にする坐禅のようなものかもしれない。

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信楽白土を1.5kg近く使って私にとっては大きめな多肉植物寄植え用の蝉幼蟲型の陶蟲夏草鉢を作った。

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身体を浮かせて脚で支えられるようにすること、前脚は肘を接地しないようにすること。
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脚の細い付節で自重を支えられるのか不安は残る。まあ、6本もあるから分散されてなんとかなるのかもしれない。
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死ぬ前に菌糸に侵されていく自身の身体を蝉幼虫は自覚するのだろうか。身体の自由が効かなくなる前に羽化しようと本能的にもがこうと思うのだろうか。蝉の眼には何が映るのか。
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背中は開口部を最大限に広く作った。寄植えでこんもりと植え込みたい。紫太陽と姫春星を植え込みたい。
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15品ほど小窯で素焼きした。現段階で2鉢、1鉢を不注意でぶつけて、1鉢を乾燥過程で破損した。残念。
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右端に写っているのは蟲の標本を展示するための台。垂れ下がらずに焼けてくれるだろうか。