箱根関所

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箱根には人生で20回は訪れているだろうに初めて関所跡に行ってみた。子供にせがまれないと来なかっただろうな。
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綺麗に再現整備されている。江戸時代はそれなりに厳しく身元の改めがなされ、特に出女と呼ばれる江戸を出る女性は人見女という検査女官に厳しく髪の中まで検査されたそうな、
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服の色などの資料がないから間違った印象をつけないようにシルエットの人形を置いているのだそうだ。
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湯屋。お玉という少女が江戸の奉公先から郷里恋しさに抜け出して通行手形もないまま裏山を抜け関所破りをしてしまったところを見つかりとらえられるという事件があり、お玉は打首獄門に処せられたという話が伝えられている。

 

悲しい話だがそんなお玉を箱根関所のゆるキャラ的に据えているのはどうかね。それも供養なのか。
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箱根といえば寄木細工。
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まあなんとも丁寧な仕事だ。
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長男は滅多に土産物なんかも欲しいと言わないのだが、パズルのようにして何回も操作しないと開かない秘密箱というやつが欲しい欲しいとせがむので6000円とかなり高価だが買ってあげた。

最近、私の陶器も一点2万円以上でちらほら売れているので息子が質の良い工芸品に触れてもらうのも良いと思ったこともある。
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江戸時代から同じ場所で蕎麦屋を商っているという関所前の蕎麦屋に入った。
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冷たい梅紫蘇蕎麦がなんとも美味。
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同じ場所で関所が廃れた後も商い続けたとは恐れ入る。
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箱根の夏空は青い。海賊船に乗り芦ノ湖をわたり、ロープウェイに乗って大涌谷へ。
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とりあえず硫黄泉で茹でた黒玉子。普段、茹で卵を食べないので久しぶりに熱々に塩をかけて食べると美味しい。
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次男が殻を自宅に持ち帰りたがるが、しばらくすると色が抜けてしまうのだよね。
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地獄を上から眺め
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さらにロープウェイとケーブルカーを乗り継いで強羅へと向かう。
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2本のケーブルに4点で掴まってゴンドラはぶら下がるので風速30mまで問題なく営業できるというのだから大したものだ。風速20mを超えたら軽い台風だ。
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若干、箱根には新鮮さは感じなくなってきたが子供たちが楽しそうだから良し。