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告白

邦画と言えば迫力のある特殊撮影に欠け、日本人向けの心理描写豊かなドラマにしか向かないと思ってきた。単に美麗な景色でとったというのではない、今まで観た中で最も卓越した特殊撮影技法と見せ方で綴られた邦画だ。


命の重みとは何かを、訴え欠けているようでそんな単純でもない。思春期の子供の冷めた全能感を戒めるような映画だが、中学生に見せるには描写が残酷過ぎる。


少年法で守られた子供達にみせつける大人からの報復なのか、子供の中に混在する大人の部分と幼児性のアンバランスさを理解し受け止めるよう訴えているのか、子供の歪みは親や大人の弱さの転写だと言いたいのか。考えさせられる切り口の多い良作だと思う。


仮に自分に小学生高学年の子供がいるとして、社会構成要素の縮図のような清濁混沌とした公立学校にいれるか、富裕層子息ばかりのより均一で世間知らずになりがちな私立学校に入れるか考えてしまうな。学級崩壊さえしていなければ公立を選ぶのだが。


橋本大阪市長が小中学校への留年の導入や、教師評価の厳格化などいろいろ提案している。任意の留年、飛び級制、先生の360度評価、どれも賛成である。向上心を失った教師がはじかれる自浄能力は学校組織にももってもらいたい。卒業式で教え子を祝福せずに国家斉唱を拒否する勘違いな教師も要らん。ただ、思想統制まがいのいきすぎは困るけれど、議論は大いに結構。安心して最も近い公立学校に通わせられるようになって欲しい。


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