2010-01-01から1年間の記事一覧

天龍寺

11月半ばともなると観光客でごった返す。東福寺や清水寺、永観堂などと比べればたいしたことはなかろうと高をくくっていたので人出の多さに面食らう。恐らくは嵐山トロッコ列車に乗り継ぐ客がついでに立ち寄ることができるからかもしれない。 紅葉はまだ樹の…

カメラ

愛用のデジタル一眼レフカメラ、CANON40Dに電源が入らなくなった。かねてから通信不良を頻発していたSIGMA15-85mmレンズと一緒にヨドバシカメラに修理に出した。 そんなわけで11月から携帯電話やコンパクトデジタルカメラで撮っているのだが、画質が悪く、被…

三十三間堂 蓮華王院

西国三十三観音霊場の御寺では大悲殿と墨書きされた御朱印を頂けるのだが、その中でもとりわけ綺麗ではなかろうかと。

一保堂茶舗

家に煎茶が無くなったので、寺町二条の一保堂茶舗に買いに行った。他に美味しいお茶の店はたくさんあるのだろうが、うちでは一保堂を贔屓にしている。美味い煎茶や玉露、抹茶を置いている店は無数にありそうだが、病み付きになっている一癖ある炒り番茶が買…

化野念仏寺

生い立ちからしたら観光寺院ではないはずなのに、門前の土産物屋の多さはどうしたことだろう。そんなに化野念仏寺に参る観光客が多いのだろうか。 嵐山駅から1.7kmほど歩いた先にある、無縁仏と水子を供養する鄙びた寺。今の観光客で賑わう京都からは想像し…

紅葉種子収集

西芳寺で山紅葉系と伊呂波紅葉系からそれぞれ種を頂戴してきた。 この秋、京都の紅葉の名刹を回ってみようかと思う。永観堂、東福寺、御所、随心院、毘沙門堂。南禅寺、大徳寺、天龍寺、相国寺、妙心寺など禅寺五山からも紅葉の翼種を収集し、小さい鉢に実生…

原作と映画化

最近、深津絵里が演じて海外の映画祭で話題になった「悪人」を原作で読み、思いのほか素晴らしかったものだから映画でも観てみた。 結論から言うと、原作に映画は遠く及ばない。わかりきった陳腐な結論だけれども。自分好みに想像を膨らませる余地のある原作…

Café KOCSI

三条付近で利便性が高く、食事良し、書籍豊富、雰囲気良し、長居良し、犬可となんともめっけもんなカフェに出会えた。唯一の難点は若干高め値段設定か。 雨が止まない午後、読みかけの文庫本を鞄に入れ京都に気分転換しに行った。三条京阪から寺町通りを四条…

「ウチの子自慢フォトかわいいグランプリ」

飼い主馬鹿なもので、「ウチの子自慢フォトかわいいグランプリ」なる写真コンテストに小生の駄犬の写真を応募しておりましたところ、拙作ながらも入賞しておりました。その勢いで「ペットと泊まれる宿ご招待」まで獲っておいで、マンゴー。まあ、グランプリ…

庭の野草

庭に最近、猛烈な勢いで雑草が生え始めていて、庭の手入れもしなければと思いながら傍観してしまっている。 前の居住者は庭弄りが好きだったのだろう。洋風にしようとした痕跡の残る室内と違って、庭に植わっているものは日本の山野草が多い。ポット植えでは…

蝉の抜け殻

幾度と無く雨に打たれても初夏からずっとある。中の人はもう生きてやいないだろうが、外側だけでも冬を越せないだろうか。 「おやぶん、これ食べられるかね」 「まあ、蝦の姿揚げみたいなもんだから食べられるかもな」

蒲公英

庭の隅に蒲公英と思しき草花が。しかし背丈が60センチ近くある。西洋蒲公英もこんなに巨大化するのだろうか。若干日陰なので目一杯徒長したのだろうか。 こうしてみると、なるほど。放射線状に葉が効率良く陽射しを受け止めようとしている。 早く短焦点レン…

おいらマンゴー。毛深い漢はどうっすか。巷じゃ熊が里に下りてきて問題になってるね。おいらもテディベアそっくりって声かけられるけど、熊より犬のほうがテディベアに似ているってどうなんよ。 実は夜なんかは普通にトコトコ立って歩いてるんだけどね。視線…

Bibliotic Hello!

底冷えする京都の地にあって、入り口にバナナの木が茂る異空間カフェ。アカデミックでスタイリッシュでスノビッシュな長居可能なカフェである。 アート系雑誌がふんだんに書庫に並べられており、好きな人にはたまらぬ暇つぶしスポットだろう。気兼ねなく長居…

一保堂の炒り番茶

たまたまジャムを買いに入った三条通の明治屋で店の角に無造作に置かれていた。150g370円。安い。店頭では寺町二条の本店でしか売っていないと聞いていたので、買いに行く手間が省けたと思い衝動買い。 「草喰なかひがし」や俵屋指揮のてんぷら屋「点邑」を…

原寸大アクションフィギア展

前回、京都国際マンガミュージアムでは「土偶からフィギアまで」と題された海洋堂フィギア展なるものをやっていたが、今回は1:1原寸大アクションフィギア展をやっていた。 10月22日は秋で過ごし易い気候の中、昼間は時代祭、夜は鞍馬の火祭りと大きな祭が二…

バーキテクチャー

日曜大工が盛んな国では自信あるものが、犬小屋にも腕を振るうらしい。吠える=Bark 建築=Architecture 犬小屋=Barkitechture なるほど。日曜大工やろうかな。マンゴーの為に室内用の犬小屋を作ってあげてもよいかもな。最近流行の旅館in旅館みたいな感じ…

鞍馬の火祭り

940年に平安京内裏の由岐神社を鞍馬に遷して以来、遷宮とその霊験を後世に伝えるべく行っているそうな。 淡々とした祭が多い京都にあって、褌を締めた男衆が豪壮に巨大な松明や鉾を担いで練り歩く。鞍馬の集落の男の元服の儀式を兼ねており、神輿が下りる際…

鈴虫寺 華厳寺

参拝後、げんなりと、どす黒い気分になって出てきた。なんとも惨い。高密度な世俗というか、商売熱心と言うか。禅寺だと聞いてさらに暗澹。宗教に絶望しそうだわ。 なんでもここ華厳寺の幸福地蔵はどんな願い事でもひとつ叶えてくれるということで、とりわけ…

苔乃茶屋

西芳寺の近くに門前蕎麦屋が二軒隣り合っており、熾烈な客引き合戦を繰り広げていた。 出前の店には結構、客が入っているが、奥の店には少なかった。三人が懸命に声をかけてくれるので客の少ないほうに入る。 参拝中に自転車を預かってくれたほか、写経のサ…

苔寺 西芳寺

京都盆地を東から西へ。祇園から松尾大社まで四条通を延々と自転車で横断した。京都盆地を東西に往復してざっと30km。それもこれも念願の苔愛好者の聖地、苔寺の為。伏見稲荷と並んで、一押しの日本的な景観ではなかろうか。さらに、見て歩くだけの観光に飽…

受け止めてあげる

約束もしていなかったのに、西陣の近くまで来ていたというだけで、友人宅に突然に寄せさせてもらった。しかもお茶を頂いた挙句、帰り際に新栗の栗蒸羊羹と秘密の焼き菓子の「耳」まで頂戴してしまった。 マンゴーを娘さんに遊んでもらっている間に、そこの家…

東三条大将軍神社

欄干の角が破風というか、櫓のようになっているのが素晴らしい神社。京都に数百ある寺社仏閣の中で、観光案内に取り上げられるほどの逸話や名所を持った神社ではないようだ。しかし、神社の全体の雰囲気が凛として良い。建材の引き締まった黒い色調と、端々…

Dog Cafe vol2

人間にはコーヒー、カフェオレや紅茶などの定番カフェドリンクに数種のケーキ。犬用にはケーキとクッキーが用意されている。 キャラメルバナナのシフォンケーキを頼んだ。キャラメルは控えめ,バナナの甘さが感じられて良い。気づけばマグカップには犬のシル…

Dog Cafe

蛸薬師通りを烏丸を越えた新町通りの先にこじんまりとある。 京都の好きなドッグカフェ暫定一位となった。他の多くの犬カフェオーナーも犬を嫌いだと言うことは恐らくないのだろうが、ここのオーナーは心底犬を愛しているのだろうというのが、初見でも断言し…

紅い四連星

蟹というやつは、蝦からヤドカリに進化し、ヤドカリから蟹へと進化したらしい。 蝦は鋏を除いて左右対称だが、ヤドカリ時代には貝の巻きに合わせて随分と体が歪んでしまった。それがまた貝から這い出て腹に尾を巻きつけて進化していく。 そんなわけでタラバ…

乙女桜と珊瑚閣

紅葉の苗木をインターネットで買った。そこらのホームセンターで売られていても良さそうなものだが、天神市ですら見つからなかった。 幹が紅い「珊瑚閣」と廉価な「乙女桜」という品種。桜だなんて紛らわしい品種名だこと。それぞれ八十センチほどの苗で千九…

まだ10月半ばだというのに朝方が冷える。 痛みに気付いたら踵には既にあかぎれ。あかぎれには皹と皸という字があるが、 旁と扁の逆になった漢字はどうして生まれたのか。褌に皹で輝く。なんのこっち ゃ。 季節の移り変わりが速い。四季どころか二十四節にま…

犬の孤独

小生も嫁さんもマンゴーも居間で愛用していた長座蒲団にマンゴーが小便をした。 ショックだった一方でなんとなく予想の範囲でもある。週末に実家に連れて帰り、連日えらい可愛がられようだった。たくさん構ってもらった後に散歩に連れ出して貰えず相手にされ…