晩秋の静かなR座読書館

f:id:mangokyoto:20221123230632j:image

静かに考え事をしたい雨の日には、高円寺にはR座読書館がある。

常連客も一見客も水槽のある席が特等席だとみんな思っている気がするが、この日は運良く空いていた。

f:id:mangokyoto:20221123230635j:image

手ぶらで訪ねて本棚の本をパラパラめくるのも良い。
f:id:mangokyoto:20221123230641j:image

本棚の狭間には芥川龍之介コーナーなんかもある。

f:id:mangokyoto:20221123230637j:image

文豪のテラコッタが静かに考えに耽っている。こういう人物像を作れるようになりたいと切に願う。

f:id:mangokyoto:20221123230548j:image

ケニヤやらタンザニア キリマンジャロを頂くことが多いがこの日はカプチーノ

f:id:mangokyoto:20221123230715j:image

目の前の緑の小世界を覗き込みながらカプチーノを啜る。
f:id:mangokyoto:20221123230712j:image

蝦が休むことなくチミチミと何かを鋏で摘んでは口に入れている様を眺めるのが癒される。
f:id:mangokyoto:20221123230721j:image

PCを開いて仕事をするのも咎められない。客は思い思いに本を開いたり、参考書を開いたり。
f:id:mangokyoto:20221123230718j:image

RIP 緋泥鰌

f:id:mangokyoto:20220820052252j:image

私の愛した緋泥鰌。4年以上の付き合いになるはずだ。
f:id:mangokyoto:20220820052249j:image

愛嬌のある顔をして毎日、元気に泳ぎ回っていた。
f:id:mangokyoto:20220820052255j:image

先日、水槽の中にいなかったので嫌な予感がして探し回った。外付けフィルターの取水口に挟まっていないか。いない。まさか水槽から飛び出したのではないか。いた。
f:id:mangokyoto:20220820052301j:image

水槽の下の木床の1mほど先で乾涸びていた。何か驚くきっかけがあって水面から飛び出してそのまま水槽の外に落ちたのだろう。それとも自由になりたくて決死の逃避行を図ったのか。私としては毎日、良質な魚肉主体のフィッシュミールをあげていた。広々とした水槽に飼っていた。快適な環境を与えていたように勝手ながら思っている。孤独な緋泥鰌は伴侶を求めたのか。
f:id:mangokyoto:20220820052258j:image

飛び出して数分ならば強靭な泥鰌のことだから元に戻せば助かったのだろう。私のいない時に、長いこと床の上でのたうち回って苦しんだに違いない。申し訳ないことをした。

 

乾涸びて沈黙する緋泥鰌を前に硬直していたら、足元をマンゴー殿がすり抜けていき、緋泥鰌をパクりと食べた。コラッと叫ぶも丸飲み。

 

泥鰌泥鰌と変わらないわけで、人間も食べる魚なわけだから犬からしたら泥鰌の一夜干しでしかない。私がどんなに愛でて育てていたとしても、マンゴー殿からは「これ餌でしょ?食べないならあっしがいただきますわ」と言うことなのだろう。マンゴー殿に、緋泥鰌も食用魚であるという純然たるもう一つの事実を突きつけられたというか。

 

愛すべきペット魚は愛すべきペット犬のオヤツになってしまった。庭に埋めて弔うよりも、腹に収まり血肉となる。なんだかそれで良かったような気もしてきた。

小さい喜び

首と背中を痛めて以来、ベッドの上でのたうちまわり、ベッドの脇の水槽を眺める機会も増えた。

f:id:mangokyoto:20220705085300j:image

メダカの卵を見つけるたびに古くからある水槽に避難させていた。


f:id:mangokyoto:20220705085256j:image

写真の中央にいるのが見えるだろうか。稚魚を発見。目を凝らすと4匹見つけることができた。まだまだ貧弱な稚魚。しかし卵が孵化していることが思いのほか嬉しかった。

 

たった4匹のメダカの孵化にこんなに心が浮かれるとは思わなかった。

 

何に心動かされるのか。意志でコントロールするものではない。素晴らしいと評判のものに全く興味が湧かなかったり、「あ、そう」と思う程度のこのメダカの稚魚に心躍ったり。自分の心の動き方もいまだ知らんのだな。

水上遺跡水槽蓋

仕様 

19cm x 20cm、19cm x 23cmの2ピース
フックで水槽の淵に引っ掛けられるように
上段と下段の立体感を出し、上段は水面上、下段は水面下になるように水位調節する
穴を6つほど開けてハオルチアを水耕栽培できるようにする。根はメダカの産卵床になるかもしれない。
幾つか小さな穴を開けて水中に水草玉を吊るせるようにする
白基調。マグネシヤマットを厚く筆塗りする。

 

5月中旬 造形 4時間

f:id:mangokyoto:20220605101633j:image

1枚2時間ぐらい費やした。5mm厚のたたら板に穴を開けたり建物を加えたり。屋根の色は黒や緑にしたら「街」感が増すのだろうけれども主役は水槽のメダカや緋泥鰌、あるいは水耕栽培多肉植物なので存在感を消すべく真っ白にしようかと思う。

f:id:mangokyoto:20220605101639j:image

この祭壇の上に沈降性の餌をあげることを習慣化できたら緋泥鰌が鑑賞しやすい場所に来てくれるようになる。食べ残しも掃除しやすくなり水も汚れにくくなるかもしれない。

 

5月下旬 素焼き 10分

前回の教訓を活かして小さめに分割したので大窯の焼成まで待たなくても良い。小窯への窯入れも自分の作品だけだと気楽だし作業も早い。

 

6月上旬 釉薬掛け 1時間

待っていてくれ、メダカたち。まあ、メダカたちは待ってなどいないが。

 

ヤスリ掛け、バリ取りに30分近く時間がかかった。形状の違いからか、外側よりも一段落ち込む部分の収縮が小さくてうまく下がらなかったのでヤスリで削った。

f:id:mangokyoto:20220605100623j:image

一段下がっている部分を水に浸かるようにしたいのだが、そうなると水槽の水位はかなり高目になってしまいそうだ。
f:id:mangokyoto:20220605100621j:image

素焼きして歪みは多少出たもののそこまでひどくはない。筆でマグネシヤマット釉を雑に塗った。少し濃いと思いつつボーメ計で測ることもなく濃いまま塗る。

水槽に設置してみないことにはわからない。

来週には窯入れできるだろうか。

陶製水耕栽培水槽蓋遺跡 制作備忘録

f:id:mangokyoto:20220503081314j:image

こんな感じのものを新しく買った水槽の内寸法に収まるように作ろうと思う。

 

仕様 

  • 19cm x 20cm、19cm x 23cmの2ピース
  • フックで水槽の淵に引っ掛けられるように
  • 上段と下段の立体感を出し、上段は水面上、下段は水面下になるように水位調節する
  • 穴を6つほど開けてハオルチアを水耕栽培できるようにする。根はメダカの産卵床になるかもしれない。
  • 幾つか小さな穴を開けて水中に水草玉を吊るせるようにする
  • 白基調。マグネシヤマットを厚く筆塗りする。

 

f:id:mangokyoto:20220503081227j:image

水耕栽培用の穴を4つ。ひとつだけ土を入れて栽培できる箇所を設けた。穴にはハオルチアオブツーサや十二の巻を家屋の横に立つ大木のように水耕栽培したい。徒長上等。土を入れられる箇所にはガステリア属の何かを植えたい。
f:id:mangokyoto:20220503081224j:image

ささやかに川と橋を作ってみた。ほんのり運河っぽく。f:id:mangokyoto:20220503081230j:image

こちらには下段中央に鳥居を設けてみた。なんとも歪びつだけど良しとする。勝間和代氏が「適当で良い」ではなく「適当が良い」と言ってたからこの適当な揺らぎだらけのままで作り進める。
f:id:mangokyoto:20220503081220j:image

3つの穴を開けて、合計7株の水耕栽培と1株の土栽培が可能な蓋になった。

 

f:id:mangokyoto:20220505170429j:image

中央の吊り下段に見晴台に模した餌場を作ってみた。この上に沈降性の餌を置いてメダカやヤマトヌマエビに群がってもらおうという魂胆。
f:id:mangokyoto:20220505170432j:image

こちらは水中に吊り下げるアクセサリー。水草を固定できるようにしようかと思う。透明なテグス1本でバランスを上手く取れるかが懸念。

 

ハンドクラフトは歪みがあったほうが愛着が湧くのだ。

 

手仕事の跡、

温かみ、

同じものが2つとない、

 

これら定番の修飾詞は垂直線や弧に精度が無い作りの誤魔化しなのか、手仕事の良さであり価値なのか。私は両方だと思っている。さらに倍の時間をかけて全ての直線であるべきところを直線にすることもできるのだろうが、その倍の時間をかけるならば別の作品を作りたい。

 

メダカを迎え入れカブトムシ、お玉杓子の面倒を見る

動植物の世話をする事は、私がいなくては生きていけない彼らを通じて自己肯定感を高めるという、自分を癒す行為なのではないか。他者の存在をよすがにしないと自分の存在価値が虚ろであることを自覚している人の症状なのではないか。その説が正しいとすると植木鉢や金魚、メダカ、緋泥鰌、お玉杓子、カブトムシ、ミヤマクワガタ、犬に子供たちと合計150近くの面倒を見ている私の自己肯定感は随分と低いことになる。その通りのような気がしなくもない。

 

元同僚にプラケース1つに7匹は過密で角が曲がる恐れがあると助言され、プラケース2つに分けることにした。

「むし社」に走り、完熟カブトムシ用マットを10L買う。

f:id:mangokyoto:20220502100214j:image

それにしてもいつ来ても眼福な昆虫屋だ。ペアで1万4520円のクワガタなんて買う子供はいるのだろうか。私が子供の頃には海外産のクワガタなど考えられなかった。

店員さんが作成中の巨大肉食コオロギのリックの標本を見せてくれたり、「あそこに生体がいるよ」と案内してくれたり。


f:id:mangokyoto:20220502100208j:image

「むし社」でいくらでも虫を眺めて時間を費やしてしまいそうになるのを断ち切り帰宅。購入したマットに適度に加水して、蛹室を作りやすいように少し固めて7匹を分けた。モゾモゾと土の中に還っていく。
f:id:mangokyoto:20220502100211j:image

発育の差なのか、雌雄の差なのか。勝手に大きい方が雄なのではないかと思っている。マットも交換したのでこれで7月までもう手放しで良い筈だ。後は成体になって出てくるだけだと思っている。

そのうちヘラクレス・リッキーなんかも幼虫から育ててみたい。

 

子供たちと6km先のメダカ屋まで自転車を走らせた。

f:id:mangokyoto:20220502101949j:image

ここの店主は緋メダカを趣味で飼い始めたのが高じて今では高級品種を養殖して板橋の住宅街の中の自宅で販売している。
f:id:mangokyoto:20220502102002j:image

漆黒のオロチ系で胸ヒレや尾ヒレが長く黄金色で優雅なサタンゴールドは1匹5000円近くする血統品種だそうだ。
f:id:mangokyoto:20220502101952j:image

一番高価なのはこの「プラチナ星河リアルロングフィン」で5000〜10,000円だとか。1匹の値段だ。死ぬとショックも大きいという。
f:id:mangokyoto:20220502101958j:image

青白く輝くのは鉄仮面という幹之系メダカ。小さいながらも全身が発酵しているようで素晴らしい。こちらで1200円だそうだ。
f:id:mangokyoto:20220502101946j:image

子供たちも大喜びでこれめっちゃピカピカしてるだの、大興奮。
f:id:mangokyoto:20220502101955j:image

グッピーのような高級メダカを飼って養殖してみようかと思って子供と来てみたが値段に怖気付いてしまった。結果、1匹どれでも300円のミックスメダカの中から背中がキラキラした幹之メダカから6匹を掬って持ち帰ることにした。メダカ掬いそのものが子供にとっても楽しいイベント。

 

気の良い店長が4匹加えてオスメス5匹づつにして10匹を2000円にまけて下さった。おっさん1人で来るとこうはならないが、子供とくるとこんな好意を頂けることがある。多謝。

 

さて、今年の夏も蚕の幼虫は学校から我が家に養子に来るのだろうか。飼育生物が増え続けているので早いところお玉杓子を蛙に育て上げて元の池に返しに行きたい。

f:id:mangokyoto:20220504184905j:image

後脚も出てきた。尾が短くなっていき、前脚も出て成体になるまでここから2週間ぐらいだろうか。

f:id:mangokyoto:20220504184936j:image

キャベツも死肉もなんでも食べる。飢えると互いに共喰いし合う。なかなか逞しい生き物だ。10匹連れ帰ったが弱っていた1匹は翌数日で仲間に食べられてしまった。弱っていたところを仲間に齧られて絶命したのか、絶命したのをそれならばと仲間が食べたのか、どちらなんだろう。残り9匹を無事に池に還せるだろうか。

 

陶器鉢のインスタグラムを始めました。

https://www.instagram.com/tochukasou/

ビールを飲みながら歩ける品川水族館

ビールを飲みながら見て回れる水族館

癒しが欲しい時に持っておきたい一案

クラゲとイソギンチャクが癒される

 

子供たちが学校に行っている間に妻と2人で水族館へ。デートだ、デート。

f:id:mangokyoto:20220426174232j:image

TeamLabかと思った。しかし写真映えはするけれども近くで見ると粗いだけのプロジェクター投影はお腹いっぱい。
f:id:mangokyoto:20220426174218j:image
f:id:mangokyoto:20220426174243j:image

目当てはコーラルバー。ソフトドリンクやソフトクリームだけでなくビールなどのアルコール飲料も置いてある。
f:id:mangokyoto:20220426174213j:image

それをグビグビ飲みながら魚を眺められる。
f:id:mangokyoto:20220426174229j:image

イヌザメのたまごが展示されていた。孵化して卵胞の中で育っている。
f:id:mangokyoto:20220426174234j:image

ビールを飲みながらクラゲ展示コーナーでだらだらと時間を過ごすのが良い。
f:id:mangokyoto:20220426174210j:image
f:id:mangokyoto:20220426174224j:image

本人たちは泳いでいるかもしれないが実質的には水流に流されているだけ。まさしくサラリーマンではないかなどと自虐的に感情移入したり。
f:id:mangokyoto:20220426174215j:image

こんなに色が違うのは染色しているからなのか。誰かの都合で様々な色に染め上げられるなんてまさしくサラリーマン 以下略。
f:id:mangokyoto:20220426174248j:image

朝も夜もサラリーマンは 以下略。
f:id:mangokyoto:20220426174207j:image

疲れたサラリーマンは、ああクラゲよ、お前たちもか。そう思いながらビールを飲むのが最高に癒される。
f:id:mangokyoto:20220426174226j:image

ショーもやっていた。子供たちは喜ぶだろうね。
f:id:mangokyoto:20220426174237j:image

他の客は未就学児連れの母子ばかり。入口で全員の写真撮影をしてくれて、その後で印刷されたものを買わないか勧誘される。撮影時にもっと互いに寄ってくださいなどとカメラマンに言われたが、私たち2人はどう見えているのか。平日に子供なしで来ているなんて、不倫カップルにでも見えてしまう気がした。
f:id:mangokyoto:20220426174245j:image

コツメカワウソの2頭。こういうのに癒される人もいれば
f:id:mangokyoto:20220426174204j:image

イグアナに癒される人もいる。
f:id:mangokyoto:20220426174240j:image

古代魚の風格あるゴツゴツした顔と愛嬌ある眼のギャップに惹かれる人もいる。
f:id:mangokyoto:20220426174220j:image

しんどくなったら水族館に癒されに行くというのもアリだな。