ホノホノカフェ再訪

前回、前々回に訪れた際には何の変哲もない可も無く不可もないカフェだと思っていた。単にルック商店街中程に他の選択肢に乏しいから入るだけかと。


今回、乳幼児2人を連れて二階の席を初めて利用したのだが、このカフェの真価は2階にあると知る。



古民家カフェが一つの売りだが、1階にそもそも古民家の風情はなかった。1転して2階は板間にローソファ、古びた調度品の古民家の趣がある。



2階の一角には座敷がある。ラグも清潔そうで乳児を床に降ろすことに抵抗を感じさせない。子連れにはとても有り難い。



窓際には対面に向かい合った2人席がある。窓からは道向かいの雑貨屋の壁を伝う蔦や蔓が紅葉や枯葉の豊かな表情を見せる。塗料の禿げた窓枠。室内に吊るされたランプ。道の往来が見えないように板戸の目隠しを設け、手前下には花壇を置いている。道向かいの壁の借景と相まって実際以上の視覚的な静けさと落ち着きが感じられる。



座敷が空いているならば子連れで食事をするのに良い。


独りで空いた時間に窓際の席で本を読むなり、ぼうっと考え事をするのも気持ちが良さそうだ。