狭い路地のど真ん中に手漕ぎポンプがあるような、典型的な東京の下町、根津。その中に期待通りな古民家を改装したカフェがある。
フォトジェニック。一眼レフをそこら中に向けたくなる写真映えのする店内。
和と洋のイヤミのない融合した内装
1人掛けのテーブルはスウィンガー製のミシン台。今日本に現存するスウィンガーミシン台の殆どはカフェにあるのではないか、と思うほどに、この手のカフェの定番にして憧れの必需品ではなかろうか。
心奪われるのは大きな窓辺の棚と多肉植物の陳列。光を透過して多肉植物の魅力が最大限に引き出される展示方法。
これをみて、我が家でも多肉植物の水耕栽培を真似したくなった。根の強そうなユリ科の多肉植物、とりわけオブツーサや玉扇、光玉などの透明窓を持った品種を水耕栽培にして、ガラス鉢を窓際に置く。完璧なセットアップではなかろうか。
カフェオレも少し隠し味が効いていて美味かった。
ビクトリアケーキとやらは焼き締めたスポンジケーキでベリージャムを挟んだシロモノ。
トイレを撮りたくなるというのも珍しい。上下に採光窓と障子戸が嵌っていて狭さを感じさせない。
我が家に取り込むには甘すぎるが、明るいトイレや切花や茎葉を日頃から室内に生けるのも良いな、と思った。