備忘録
- 小豆が苦手な欧州人も多いが好きな仏人もいる。漉餡の人形焼きを気に入っていた
- 浅草寺の御神籤は英語の説明もある
- 「まるごとにっぽん」は高価格だが質の良い品々が揃う
- 仏の女性は萩焼きの湯呑みとフグダシの柚子ポン酢、兎の鈴を購入
- 印度の女性は朱塗りの鳥居と柚子酒を購入
- 韓国の女性は鶯徳利と柚子酒を購入
- ただし「まるごとにっぽん」の中の飲食店は割高で誇れるほどの味でもなく数少ない食事機会を割くほどか
- 柚子の可能性の高さを感じる
- 仲見世通りは金曜日にも関わらず18時半に閉店
- 浅草寺の夕暮れ、夜景は綺麗だが店は閉まる。どちらを取るか。
- スカイツリーも見えるのは良い
- 地下鉄一番出口のロッカーで荷物を預けるのが吉
仲見世通りで人形焼きを買って皆にあげた。案外、インド人よりもフランス人のほうが喜んで2つ食べ、残り5個ももらうと嬉しそうだった。もともと餡子の和菓子を食べたこともあり好きらしい。餡子が苦手な西洋人は多いが、やはり好みは聞いてみないとわからんな、とつくづく思う。
迫力のある仁王像。スタイルの良い白人女性が同じポーズを真似ると、案外、モデルの決めポーズで笑える。
改めて見ると巨大な山門に五重の塔は見事。夕焼けとのコントラストは美しい。iPhoneではなく、もう少し立派なカメラを持参して撮りたかった。
浅草寺と浅草神社を巡り、神道と仏教の違いや歴史、廃仏毀釈なんかも説明した。日本人はどのくらい信心深いのかを聞かれたが分からなかった。果たして何割の人が神を畏れ、仏教を信じているのだろう。田舎の老人はまだ信心深いかもしれないが、都会の人に信心深さは感じられないし、神職や仏門に身を置く人も稼業として世襲しているだけで心から信仰心を持っているかは疑わしい。何割が神仏を信じているのだろう。神道だけを信じている人、仏教だけに深く帰依している人は何割ぐらいいるのだろう。
インドネシアなんかだと、ここ10年で若年層のヒジャブ着用率が倍増している。信仰や出自のアイデンティティが高まりつつあるらしい。それを直接、信仰心の高まりと紐付けていいのかはわからない。ただ、日本の流れとは違いそうだ。
あちこちに、顔を嵌めて写真が撮れるディスプレイがあって、スマホで自撮りを楽しむご時世にぴったり。楽しい思い出写真が撮れる演出に和の要素が加わっていたら鉄板。
「まるごとにっぽん」という4階建の商業施設が数年前にできたようで、全国から取り寄せた工芸品、食品が並ぶ。陶器、風鈴、竹細工、鋳物、布製品。値段はけして安くはないが質は高い。着物を着て撮影できる写真館もある。
鶯徳利と呼ばれる徳利で、酒を注ぐ際に笛のような機構で鶯が啼いているかのような音がする。韓国人は父に贈るとお買い上げ。5000円ほど。
フランス人は萩焼きの渋い色合いの夫婦湯呑みをお買い上げ。7000円ほどもして、桐箱に筆書きもされたもの。案外、高価なものをサクサクと買うもんだな、と見てて感心した。
インド人は杉でできた朱塗りの鳥居を陶製の稲荷狐とセットで購入していた。宗教色のあるものでもさほど抵抗はないらしい。こんな外国人向けの物産展に鳥居や神棚が売られているということは、買い求める外国人観光客がそれなりにいるということなのだろうね。
お気に召していた鈴。兎の形をしており、375円という値段が手頃だった様子。
仕事帰りに寄るコースとしてはなかなか良かったように思う。食事は「まるごとにっぽん」の中のお好み焼き屋に連れて行った。一人一品注文が必須とのこと。口に合うかもわからないし、値段もそれなり。正直、外のカジュアルな居酒屋のほうが安いし、美味いし、自由に好きなものだけ頼めて良かったかもしれない。
名物の巨大メロンパン、亀十のどら焼きも食べてもらって感想を聞きたかった。そういえば、柚子サワーやら柚子酒やら、柚子が目新しく口に合う様子。そういえばフランスでも柚子を取り入れたメニューをちらほら見かけた。柚子には和の素材として商業的に売り出す大きな可能性があるかもしれない。
渋谷方面に帰るのに浅草は銀座線始発駅なので座って帰れるのも歩き回って疲れた足には有難い。