作陶再開 巨大サボテン鉢の釉掛け、歯車成形

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ギックリ腰から復活して戻ってきた陶芸。この高さ40cm超えの巨大サボテン植木鉢を無理な体勢で持ち上げてギックリ腰になった。

同じ工房から新日本工芸展にも出品、入賞されている方が昨年、作陶を辞められたがその理由が高齢化により重くて大きな作品を持ち上げられなくなったからだと言っていた。ならば小さな軽い作品を作れば良いではないかと周囲は言ってしまいそうになるが、造りたいものを造れないならば意味がないのだよな。その気持ちはよくわかる。茶碗を作れと強制されたら私も辞める。

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全面マグネシヤを掛けたその下部4分の1を削って落とす。これがえらく時間がかかって1時間ぐらい費やした。容易に剥離しない程に染み込んでいる。

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そして底辺部付近に金ラスターを一周。垂れるのが怖いので、ブロックか何かを底にかませて焼こうかと思う。還元で焼いたらどうですかとも言われたが、還元焼成は酸化焼成よりもグラム単価が1円も高いのだ。4kg超えのこの作品ではキツイ。


土を入れると10kg近くになるかもしれない。台風にも倒れないが、おいそれと気軽に持ち運べない植木鉢。4月の合同作陶展には運搬したくないので出さないつもりだったが、出してはどうかと勧めてくれる人も多く、そうなると土を入れずに車で運んでもらうことになるか。

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先日見つけたスチームパンク専門店「レヴェリーエンポリウム」で購入した歯車型コースターを使ってタタラ板で複製してみた。植木鉢を置く台にしても良いが、組み合わせて立体造形にしても良いかもしれない。


もう一つ、小さな鹿のオブジェ を造りかけていたが形が決まらなくて潰した。横着をして一発で薄く立体的に作ろうとすると形が歪む。少なくとも2回に分けて乾燥させながら作らないとやはりダメか。急がば回れ


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焼成待ちの作品が増えていく。窯を満たすだけの分量まで作品がたまらないと焼かれないので、還元焼成なんかだと半年近く待つことにもなる。それがもどかしい。