買物はストレスを解消するという、時に抗えないお話。
少し前は店外まで大行列していた中野駅前の島忠ホームセンター 。空いているようだったので立ち寄ってしまった。あきらかに目的地との移動経路から外れた寄り道。
超希少ユーフォルビア「アブドゥルクリ」を売る多肉偏愛の強いバイヤーがいると思しきホームセンターなので、定期的にチェックしたくなってしまう。
どうやら、あれこれ入荷したばかりの「アタリ日」だった様子。多肉植物農家から届いたばかりで徒長もしていない新鮮な時期に物色できると嬉しい。
ユーフォルビア株がどれも498円か。ううむ。悩むな、と思いながら腕はすでに右の球体に手を伸ばしていた。科学的にも脳は「意識」で判断を下したと認識するコンマ数秒前にすでに筋肉を動かす命令を出しているらしい。つまり、「意識」は脳の反応と指令の後追いであることが脳科学の常識になってしまっている。
かなり大きなアエオニウムやエケベリアも498円。まあ、案外、我が家に定着すると小型化してしまう。
なぜ、おまえがここに、と驚くほどのセレウス・スピラリスという螺旋サボテン。お値段7980円。この美形からするとお安いぐらいなのだけれども、ホームセンター に並べられると胸騒ぎがする。
無意識に籠に入った貴青玉498円也。こうしてみると、ほんのり枯れて残った花穂が螺旋状。
琴糸丸が598円だなんて、買うだろ。なにせ琴糸丸でもこんなに天然パーマ刺型はあまり見かけない。マミラリア 属ならではの疣突起が顕著なのも良い。
九頭竜が売られており、こちらも衝動的に連れ帰ってしまった。九頭竜は「タコモノ」などと呼ばれる人気種で点対称に広く均等に腕を広げている美形株ならば1万円近くになるだろう。この株はアンバランスな株ではある。しかしこのサイズの九頭竜が948円で売られているのだから、私は悪くない。多肉植物に理解のある人ならば買うのも仕方がないと同情してくれるのではないか。
枝や葉が折れてユーフォルビア特有の白い樹液が出てるわけでもないのにこの白い斑点は不思議。隠れオシャレだな。おまえさん。
まさしく愛すべきタコモノだ。
まだ入金されていないけれども、購入費はコロナ給付金10万円から支出されたという認識。経済に貢献した。グッジョブ自分。
窓際にタコモノ、そして旬の紫陽花を飾る。まだまだ続く在宅勤務にもPC上に変化をつけて。。。