高円寺の紫陽花 六月

コロナ禍は収まらないまま六月に入ってしまった。ここまでの長期戦になるとは。

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なんという品種か、よう知らんけれども好きな形。額紫陽花で星のような形。白の中央が青というのも涼やかで好みだ。

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そう、お前が花なのだよな。周囲の鮮やかなガクではなく。

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青と名前に付きつつも実際には青紫が多い花々。真正に青いのは露草、デルフィニウム、紫陽花。しかし青陽花ではなく紫陽花と表記するところを見ると紫と記憶されている花なのかもしれない。

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内部から覗くと逆光で透過した紫陽花は静かな異世界。例えば観光苺狩りの苺栽培棚のように高さのある棚に紫陽花を植え、見上げる紫陽花のトンネルを作ったらさぞや幻想的ではないだろうか。青、赤紫、青紫の透過した花のトンネル。

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花塊の中の空間の広がりを想像すると、虫にとっては快適な雨避け避難所なのかもしれない。

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白い縁の額紫陽花なんてものもあるのだね。


人は幸せにも不幸にも驚くほど慣れるものだなと思う。新型コロナで昨日も10万人が感染し数千人が亡くなられた。ニューノーマルで片付けてしまわれる。

どうやって売上を取り戻していくかを考えていかないといけない現実に戸惑う。世の中で亡くなり続ける人のことで、自分が何かできないことで思考停止して立ち止まってもしょうがないとはわかっている。

浮世だ。

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蒸し暑く雨の続く梅雨。紫陽花がせめてもの気休め。

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高円寺で紫陽花といえばネルケンですよね。