一年以上も窯場で放置され、ようやく焼成した後も長いこと自宅で放置されていた鉢。不安定そうな細く細く長い鉢。問題なく自立するのだが地震が来たら倒れそうではある。ようやく引っ張り出して植え込んだら悪くないじゃないか。なぜこうも億劫だったのだろう。なんとなく気が乗らないということはある。
球体状の多肉植物を3株植え込んだ。もともと吊ることを想定して作った鉢なので全体バランスを考えると上の方に偏らせて植えられるようにした。今が最適な球体サイズだがこれがさらに大きくなったらどうバランスが崩れていくのか、それとも予想外に面白くなっていくのか。
最下段にはギムノカリキウム「ペンタカンサ錦」。今年の春に動き出して一回り大きくなったが根を再度切り詰めてしまったので秋の成長に期待。
中段はフェロカクタス「日出丸」。100円ショップで見かけて衝動買いしたものだ。これでも実生3〜4年は経っている株だと思うのでなぜ100円で利益が出るのか不思議でならない。
上段はユーフォルビア「ホリダ」。100円ショップの日出丸とたいして変わらないサイズなのに1000円以上したかと思う。枯れた花茎を金色や銀色に塗ってやりたい。
強光を好むフェロカクタスと真夏には遮光が必要な生態の異なるギムノカリキウムやユーフォルビアを同じ鉢に植えるのは最適ではないかも知れない。夏の強光を当てずにフェロカクタスが育てられるか様子を見てみよう。
省スペースで悪くないと思うのだがどうだろうか。白壁だけでなく、土壁にも良く映えると思う。和の室礼でこんな細長い投げ入れを壁にかけていたりするが、それのサボテン版といったところか。
自立は全くさせない前提で筒の下を尖らせた形の方が良いだろうか。
測定値
ユーフォルビア「ホリダ」38.3mm
フェロカクタス「日出丸」33.5mm
ギムノカリキウム「ペンタカンサ錦」30.5mm