格式高い寺社仏閣に艶やかな紅枝垂桜を堪能したいならばここだろうな。
高円寺の地名の元になり、かつて徳川綱吉が鷹狩の際に立ち寄り休憩するのに使っていたお寺で徳川家光が「小沢村」と呼ばれていたこの地を「高円寺村」に改称したという。
そんなお寺の立派な門と立派な石碑との間にある艶やかな紅枝垂桜。銘木というにはあまりに若い紅枝垂桜の株なのだけれども、ここにあって欲しいという絶好な場所に植わっている。
葵の御紋の立派な門戸。
樹形を気にして剪定されているようには見えない。枝垂は自然樹形が基本。
5年後、10年後と成長をおっかけていきたい、私の中で高円寺で一番気に入っている紅枝垂れ桜。
4月7日に再訪。
葉桜となっても黄緑と桜色の取り合わせはまた美しい。