BRAUNシリーズ9に驚いた

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はっきりと覚えている。2013年の晩夏に買ったBRAUNの電動シェーバー。値段は1万3000円弱だった。髭を剃る際に肌に与えるダメージを緩和する冷却機能「クールテック」が搭載された個性的なシリーズの初代だ。綺麗な青をしていた。

 

9年間も活躍してくれたことになる。流石、ドイツ製。フランクフルトの北にあるクロンベルクという美しい小さな街にある工場で生産されている。ゲルマン人のギルド製みたいな商品だ。
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今回、購入したのはBRAUNの最高峰シリーズであるシリーズ9。シリーズ3だの5だのはドイツの車と似たようなコンセプト。洗浄器付きモデルなどあれこれあるのだが、付属品の少ないシンプルな製品がなんと1万8千円程度だった。安い。円安を考慮すると値付けの適正さに心配になる。

 

ガルバリウム鋼板がカッコいい。

 

剃ってみてその剃り心地の良さ、1ストロークで剃れる効率の良さに驚いた。これが1万8千円の値段で売られているのか。iPhone14は何が新機能なのか話題になる世の中にあって電動シェーバーの技術進歩なんて関心のある人など少ないのだろうが、わかりやすい製品性能の向上に驚いた。剃った後のひりつきも無し。

コツコツ、改善に努めてきた技術者とそれをコストを抑えて生産する工場の技術者が透けて見える思いだ。