なんて素晴らしい国なのだろう。
平日は毎日のように19時を過ぎたあたりから街角のパブで大勢が立ち飲みしている。待ち合わせしているわけでもなく、店内の席に座らずにジャッキを片手に外で飲んでいるのが基本なのだ。
もう、どのパブでも。
どこも似たようでいて個性がある。例えばこのお店は店名がキツネ。
カウンターの背にはキツネの肖像画がかかっている。
店内は空とは言わないが半分ぐらい空席。カウンターで前払いして外に出て行く。
ジョッキを持ったまま話し続けるのはなかなかの腕筋トレになりそう。
1週間毎日、咳をしながらビールを飲んでいた気がする。ビールを飲むと咳が悪化するのはわかっているがやめられなかった。友人曰く、ビールは喉に悪いからウィスキーを飲めとのことだったが信じない。
日本で一時期、消防士の写真集が人気を集めたがカウンターでビールを注ぐカッコいいお姉さんやイケメンの写真集とか作られたら売れるのではないか。私は買いたい。
ロンドンの最も素晴らしいパブトップ12店の写真集。誰か作ってください。こういうニッチジャンルの是非判断にクラウドファンディングがあるはずだ。
ベルギーが未だにビール天国としては私の中で一位の座にあるが、ベルギーのパブやバーに特別感嘆した記憶がない。パブという舞台装置とビールの種類や味を合わせた総合評価としてはイギリスはとても高い。