仕事帰りに久しぶりに四谷三丁目のインセクトバーに立ち寄った。
やはりガラスドームに標本を格納して全方位的に鑑賞できるようにしたい。
マンティスというカクテルを頂く。カタゾウムシの美麗な宝石コレクションを眺めながら頂く。
細長いシリンダー瓶に直列で5匹ほど並べて展示したい。
相変わらずカマキリ研究者のマスターがとめどない博識を披露してくれる。
軍隊蟻から女王蟻を捕獲してしまうと他の雌蟻
が女王蟻化することなく群れは統率を失い崩壊するらしい。手当たり次第、虫を殺戮しながら散逸していくそうだ。
南米で日本人が安全に昆虫採集できる唯一と言っても良いのが仏領ギアナで虫の種類ごとに1人年間何匹まで持ち出せるなどと決まっているそうな。虫愛好家の中では旅費が50万円ほどかかることから1ギアナ=50万円という謎の単位が存在するらしい。
子供に最近教わった素人知識で恐縮だがゴキブリとカマキリは近縁種で3億年前に共通の祖先を持つ。この素晴らしくメタリックグリーンで美しいケンランカマキリはゴキブリのように高速で這い、カマキリと違いゴキブリと同じように雌雄が腹部の先端を後ろ向きに接合して交尾する。
ヒューイットソンミイロタテハをモチーフにしたカクテルだそうだ。色合いはばっちり。マスターとしては味がイマイチで要改善なのだそう。確かに少し赤のグレナデンシロップが甘すぎる。
日曜日と月曜日はインセクトバー。それ以外はサイエンスバー。トイレには分子構造モデルが並ぶ。
化学の勉強をし始めたら息子を連れてきたい。