山本真郎Bubles鉢に「Euphorbia Ritchiei」

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一目惚れして買ってしまった。陶植木鉢を自分で作っているので極力買うのは控えてきた。欲しい鉢があれば下手でも自分用に技術向上のためにも模写模造すべきだと思ってきた。しかしこれは仕方ない。

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自分でも販売するようになると他の作家さんがどのように梱包しているのかも勉強になる。視点が変われば学ぶ情報量は増えるのだな。
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本体をプチプチで巻き、紙で空間を埋める。
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形状も素直なのでこの梱包で十分なのだろう。私の梱包も今のところ郵送で破損したと聞かないので私は少し過包装かもしれない。
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綺麗な真円。轆轤技量の高い人なのだろうな。
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魅力的な青い連続した一列の水玉模様。白、青、白、青と4重になっている。
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これは白と青の磁土を薄く均一に塗り重ねたところを外側から丸く削って模様を出している。均一でないと削った際に丸くならない。塗り重ねが分厚すぎると4層にする際に鉢の厚みが過剰になり、重たく容量の小さい鉢となってしまう。
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鉢底を上にして、泥漿にした磁土を流し掛けているのだろうか。その垂れた様が鉢の淵の装飾になっている。
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清々しい色合でかつ端正で技量の高さを感じられる逸品。
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ホリダを植えてみようかと思ったが、少し小さくて不釣り合い。
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同じユーフォルビアのリチエイを植えてみることにした。多肉植物らしい太い茎ながら他にあまり見かけない薄く大きな葉。
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メタボリックに増殖していくかのような幹肌が水玉の連続する様に要素的に通ずるように思えた。
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この鉢はHACHI-8の最優秀賞を受賞された山本真郎さんという作家のBublesシリーズで即売り切れてしまったので作者さんに問い合わせて直接購入。ちなみに8000円なのでHACHI-8の半額だ。直売も卸売も同じ値段にしており、マージンを多く取る販売店では最終小売単価が高くなるようにしているようだ。直売はマージンが不要なだけ安く購入でき、いくらマージンを乗せて売るかは店都合というスタンスだ。鉢ごとに立てられる売上はどこで売ろうと変わらないスタンス。

 

私は最終小売単価は同じになるようにして、マージンの高い販売店だと低い卸値になるようにしている。しかし卸値と小売価格のどちらを固定すべきなのか。

 

私は最終的な購入者がいくら払うべきか視点で固定している。マージンの高い低いは私がどのような販路で売るかを含めたコストとして負担すべき判断事項だと思っている。どちらがより適切なのだろうか。要検討。