廃墟感のある錆綺麗な京都のさらさカフェ
奥行きが1m近いと相席で反対側に見知らぬ人が座っても十分なパーソナルスペースが得られるし2卓並べるよりも空間効率が良い。
鎖で吊り下げた窓辺のカウンター席がおしゃれ。
京都に複数店舗カフェを展開する「さらさ」の焙煎所、木工所をテーマにした店舗。さらさは昔は小上がりに靴を脱いで上がり、手垢とシミのついた積み上げられた漫画本を読み漁る学生の溜まり場のような店が多かった。味は二の次でわかりやすくボリュームの多いカフェ飯の店だった。
それが時を経て「さらさ西陣」のような内装の素晴らしい店舗を残してオシャレなカフェのグループへと変化していった。あの場末の溜まり場感のあるさらさも懐かしい。
大きな窓の外に豊かな植栽。そしてそれを眺められるようなカウンター席というのがやはり良い。
エチオピアのミディアムローストを頂く。焙煎所と謳うだけあって美味しい。雰囲気といい、珈琲の味といい、こんな店が高円寺に欲しい。