偶然通りがかり吸い込まれたカフェ「MÖWE COFFEE ROASTERS」。名前からして焙煎豆へのこだわりが伝わってくる。MÖWE(メーヴェ)はドイツ語でカモメという意味だそうだ。カモメコーヒー。
足が止まって吸い込まれたのはこれ。珈琲屋による「冷やし中華始めました」的商品。
2020年11月に開店したばかりで2人ともバリスタだという若いご夫婦による珈琲屋。店内には2人掛けテーブルとカウンター席4席ほど。
常に経営者であるご夫婦のどちらかが店に立っているところに好感が持てる。私は浅い珈琲愛好家でしかないのだが珈琲好きな人ならば盛り上がれる興味深い引き出しをたくさんお持ちなのだと思う。
今日いらっしゃった方は京都出身だそうで高円寺在住3年とのこと。高円寺と京都には先鋭化した個人店が多い点が共通していてどことなく似た雰囲気を感じることがあるとのこと。京都の友人もそんな感想を述べていたらしい。私だけの思い込みではなかったようだ。高円寺は日本のインドであり、関東の京都である。
エチオピア豆の水出し浅煎り珈琲をゼリーにし、アイスクリームも手作りとのこと。珈琲ゼリーは真っ黒で苦味の強い濃い味であることが多いがこちらはすっきりと軽やかで好み。高円寺で一番美味しい珈琲ゼリーなのではないかと私は思っている。
一人で時間を潰すにもありがたいムック本や書籍も棚に並ぶ。もっと時間のある時に再訪したい。
美味しそうな珈琲屋で肝心の珈琲を飲まないのももったいないので後日再訪してテイクアウトで水出しコーヒーを頂いた。
なんだこれ。
こだわりの焙煎豆珈琲屋なんて良い意味でどこも美味しくて一緒だろうと思っていた。しかし明らかに違う。美味しい。好みだ。ちょっと驚いた。
「同じ農場だけれどもこちらのほうがワインのような芳香があって。。。」などと拘りポイントや豆と焙煎の説明をしてくれるのだが、これだけ美味しいといくらでも語ってくれという感じ。その資格がある。
そして飲み進めると、バーじゃあるまいし見事なロックアイス。なんだか細部までの拘りに心を奪われた。いくつか周辺にもカフェがあるのに北口で珈琲飲むならここで決定じゃないか。
スパイス入りチーズケーキが気になる。
何故かジンが4種類ほど置いてある。
エスプレッソ教室も開催されている。
月曜定休、12:00〜19:00