東京で誇るべきはこの東京大学の科学遺産と文化遺産を展示した無料の博物館。艶やかなピンクを背景に美的センスが迸る展示に毎回うっとりとする。
馬の骨格標本もこの迫力よ。棒立ちした骨格標本はいくらでも見るが、後脚で立ち上がる躍動感溢れる骨格標本を下からこの至近距離でガラス越しではなく直接肉眼視できる展示が他にあるだろうか。
隅々まで観察できる。この角度から見ると肋骨の広がり方はこのようになっているのかと発見も多い。
生き物大行進。骨格標本は脱脂され漂白されて美しい。自然造形はそれだけで芸術であり美術だと常々思うが、その魅力を引き出す展示が本当に素晴らしい。
鹿も必見。
真後ろから見るとこんなふうに見えるものなのか。
どこから撮っても芸術。
亀の骨格標本も
右側面から見ると断面となっていて甲羅の構造がよくわかるようになっている。ちなみに亀の食性にこんなにも大きな内蔵スペースは必要なのだろうか。
亀の中に3階建の住居があるような想像画を誰か描いて欲しい。
蛙の骨格標本は動きがある。道路で車に轢かれた蛙のようなポーズではなく、次の動きへとつながるかのような躍動感がある。
欲しい。
剥製の質も素晴らしい。
眼福。時折、癒されに来たくなる、東京駅目の前にあるKITTE内の「インターメディアテク」。来るたびに創作意欲が掻き立てられる。