子育てと充足感について

作品の納品を兼ねた2泊3日の京都大阪旅行。麻布台ヒルズができるまで日本一高かったあべのハルカスにも、7月にできたばかりの梅田KITTEにも梅田グランフロントにも行ったけれども。。。

 

息子が1番楽しかったのは
①1泊2名6000円の安宿に泊まって見ず知らずのおっさんと30年前のNintendo64マリオカートで体を傾かせながら対戦し、ハイタッチの挨拶をして別れたこと
②新世界でたこ焼きやバナナの串カツを食べ歩いて1950年創業の老舗喫茶店のミックスジュース飲んだこと
③今やそこらのタワマンよりも低い108mの通天閣に登って風を感じながらぐるぐる何周もしたり、迫り出した足場に恐る恐る乗ってみたこと

 

親としては満面の笑顔ではしゃいだりこっち来てと呼ぶ息子の良い表情の写真が撮れたこと。聖徳太子が建立した四天王寺の60年前に描かれた中村岳陵の壁画。30年前の海洋堂チョコQやペットボトル飲料のおまけやフィギュアを見て昔の感動が蘇り胸が熱くなったこと。

 

どれも最高や最新や高級なものなんて必要としない。ここにもっと真剣に考えるべき真理があると思う。幸せに必要なことは何か。

 

 

息子と海外親子旅をしたい。ハワイやシンガポールなど清潔安全な国ではなく、インドやベトナムなどの安宿に泊まり、屋台で食べ、寺院で一緒に祈り、警戒を怠らないように雑踏の中を歩く。その国の普通の生活を垣間見る。息子1人だけならば目を配れる。世の中の普通は何かを見聞させたい。

 

もっとキャンプに行きたい。徐々に任せる仕事を増やしていきたい。一緒に何かをしてたくさん会話をする。息子をもてなすのではなく一緒の楽しみ方を増やしていく。