京都の自然造形や博物標本の雑貨が集まるミセ、カフェ、ヤド、ギャラリーの夢の複合施設「ウサギノネドコ」のギャラリーで10月4日から12月4日まで「蟲めづる」展が開催。
以下抜粋
「人間や哺乳類と大きく異なるように見えるからこそ、嫌悪や恐怖の対象とされがちな虫。
でも摩訶不思議で多様性があるからこそ、虫には無限の魅力が詰まっています。
平安後期の物語集『堤中納言物語』の中の一つに、「虫めづる姫君」という作品がありました。
作中では、当時の貴族の世界では当たり前だったしきたりに従うことなく、我が道を貫く虫好きのお姫様が描かれています。
本展示でも、一般的な常識にとらわれることなく、虫の魅力に取り憑かれた作家たちが、それぞれの視点と手法で虫の魅力や美しさを引き立だしています。
虫好きな人にも、そうでない人にも、虫の魅力をお伝えしたいという思いで本展示を企画しました。
様々な技法や作風で、個性豊かに表現された
虫たちをどうぞ心ゆくまでお楽しみください。」
いままで置いてもらったことのある店の方の棚は作品が隙間なく並べられているけれどもギャラリーはゆったりとした空間に世界観が演出されるように並べてもらえる。私の作品は中央のテーブルに並べて頂いた。しかも2ヶ月と長めなのでより多くの人に見てもらえるかもしれない。
界隈で人気の私よりも制作歴も長くファンも多い作家が他に7人いらっしゃるのでそちら目当てのお客さんで私の作品をついでに見てくれる人も期待できる。
散歩中、見向きもされないような道端に咲いた曼珠沙華の花を一輪詰んだ。
ゾワゾワするグロテスクさと綺麗さの消化不良な混沌を表現したかった初期の作品。
同定できない架空の蟲。
曼珠沙華の影が幻想的。
この作品はギャラリーには送っていない。もっともっと作品を深化させていつか個展を開きたいな。