仕事逃避と癒しに一番なのは夜風のバルコニーに多肉と陶芸

最近、仕事スイッチを切るのに手間取る。マッサージでも、ジムでも切り替えきれなかったが半日作陶したらだいぶ気が晴れた。力を込めて土を捏ねるのが良いのかもしれない。ストレス解消に握り潰すゴムボールと似た効果があるのかもしれない。轆轤を回してヌメヌメと柔らかい泥を触り続けるのも純粋に気持ちが良い。

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多肉植物の「宇宙の木」が根が窮屈に成ってきたようだが、せっかく陶芸しているのに大きな鉢を買うのも無能な気がして自作することにした。京都に住んでいた時から育てているからもう7年近い株になる。そこらへんのスーパーかホームセンターで280円程度の苗を買ったのが始まりなので、随分と大きくなったものだ。こんな多肉植物の株一つをとってみても息子よりも前からいると思うと感慨深い。

http://hannarimango.hatenablog.com/entry/20110504/1304435906


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轆轤を挽いている間、土を挟んで親指で人差し指を、人差し指で親指をついぞ感じられなかったのは、やはり心が乱れて感覚を研げずにいたからだろう。こういう時にこそ薄く薄く挽けると気持ちが良いのだがな。

 

高さ25cm以上はあるが、縮むと案外小さくなる。大きな鉢は度胸がなくてどうしても私は小さくなりがち。手の跡を残しながら加飾したいがどうしたものか。撥水剤で厚掛けの蕎麦釉とラスター釉薬を抜いて模様を全面に描いてみようか。和柄の図案を探してみよう。

 

 

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こちらはもう一つの常盤忍を移植する為の鉢。もっと細長くしようと思ったのだが、手首を中に入れるとなるとこの太さが限界に近い。結局、寸法が似たような鉢をもう一つ、作ってしまったようだ。

 

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形に変化が欲しいが、高く高くすることはできても細く高くは難しいとは。一応、すでに作ったものよりも1.5倍ほどの高さはありそうだから完成させて様子を見るしかない。

 

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少しばかり掃除したバルコニー。

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四連の吊り鉢は良い感じ。ただ、半年もしたら麻紐は腐食して切れそうな気がする。針金を芯にした縄に交換すべきか。もう少し蛸壺のように筒長のものにして、最上段に水遣り用の漏斗も備えて、上から水を入れたら下の鉢へと伝い降りていく仕組みにしたい。そうしたら手入れがとても簡単な集合住宅化になる。

 

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蟲鉢ゾーンが賑わってきた。全体の絵として白が必要に思う。細長い白い鉢が林立する中に埋もれる感じにしたいのだが。

 

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ハオルチア「氷砂糖」が今年も元気に育っている。子株を主役にして親株を植え替えるべきだろうな。

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クラッスラ「若緑」がうねうねと育ち始めた。

 

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風が抜けていく。ひんやりとしているが寒くもない。蚊も飛んでいない。気温20度の夜21時。体を寄せてくるマンゴー殿がぬくい。紅茶を飲みながら、ぼんやりとあんな植木鉢を作りたい、こんな風に多肉植物を引き立てたい、と考えている時間が癒し。

 

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 作る植木鉢のサイズをもっともっとふた回りぐらい大きくしないといけない。「高砂の翁」「龍神木」「希望丸」は今年の秋までには植え替えないといけなさそうだ。「紅彩閣」「瑠璃殿」も植え替えて根張りを良くしないともう一回り大きくはならないかもしれない。