高円寺に急げ。大道芸祭と大駱駝艦、Julotの高高度フラフープ。

4月最週末土日恒例の高円寺大道芸祭。今年も素晴らしい演技の数々を楽しめた。

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 Julot(ジュロ)さんというフランス人大道芸人のフラフープ芸。

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高さ11.5mのポールを使った大迫力パフォーマンス。 

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四方からの綱が外れて、観客もアクシデントなのか事態が掴めず困惑。

 

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少し戯けた、かつ慌てふためいた振る舞いの中、ポールが左右に揺れ始めて観客から悲鳴が上がる。「大丈夫か」「落ちたらやばい高さだよな」。観ていて心臓に悪い。

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さらにそこからフラフープの演技を始めると、もう観客も息を飲む。

 

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いや、ハラハラドキドキ、素晴らしい演目だった。超一流のサーカス演目のようで、それが普段馴染みのある街並みの中で繰り広げられるから素晴らしい。明日も3回、演技するとのこと。高円寺北口広場へ急げ、だ。

 

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そして私が毎年、楽しみにしているのは大駱駝艦という暗黒舞踏の流れを組むゴールデンズの舞踏パフォーマンス。

 

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 天から何かが降りてくるのかね。顔に扇子。

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高円寺の街が高円寺らしくなる奇々怪界。「うーん、わからんなあ」という観客の呻きが聞こえる。理解することは諦めて感じるもんなんだと勝手に解釈。

 

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筋肉の筋や窪みを眺めているとうっとりする。

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私が一番痺れるのが男性舞踏家の指先まで力の入った舞踏。表情の読めない顔と黒の中で異様な真正面を見据える眼。

 

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ひたすらカッコいい。今年は全身金粉ではなく、半身がまだらの黒塗りで、さらに呪術的。

 

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エニグマ。動画を貼り付けたい。

 

こんな素晴らしい男性舞踏家を避けるように身体を倒して望遠レンズを女性舞踏家に向けて連写するオジサマ達も今年も健在。

 

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女性舞踏家も、白塗りに紅の顔化粧、どちらかというと童顔な整った顔立ちに不釣合いな高密度の筋肉。絵になる。確かに女性舞踏家もカッコいい。丸太を蹴り割れそうな勢い。

 

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どことなく日本の伝統的な何かが取り込まれているような、取り込まれていないような。

 

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焔もカッコいいのだけれども、尻えくぼも、な。

 

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大駱駝艦の焔は火力が段違い。炎芸がウリの大道芸人もそれなりに多いのだけれども、大駱駝艦の舞踏家のほうがなにせ似合う。

 

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今年の大駱駝艦も素晴らしかった。息子が魅入っていたのがなんとなく嬉しい。

 

 

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