高円寺の大道芸祭が3年ぶりに事前予約の制限なく開催された。とはいえ、かなり小さな規模で参加している大道芸人もかなり少なく、例年ならば4月最終週のGW前に行われるところが10月頭の変則小規模開催だった。それでもコロナ前に少しづつ戻りつつある。
高円寺大道芸祭の常連でトークも面白い「芸人まこと」さんは初回から派手に炎を吐いてくれていた。
残念ながら私のこよなく愛する前衛暗黒舞踏集団、金箔裸身の大駱駝艦ゴールデンゴールズは出演してくれないようだった。南大通りを道一杯に使うパフォーマンスなので今回の小規模開催では十分な広さがなかったのかもしれない。
これまた常連の中国雑技団。仮面の早変えや
軟体フラフープ。
器用なこと。
器用なこと。
そして観ているこちらがハラハラする椅子を3階近くまで積み上げた上での倒立。
高円寺北口駅前広場ではアストラノヴァというマッスルミュージカルにも出演しシルクドソレイユというサーカスに属している人の演目が見られた。
とんでもない力技。しかもグラグラと揺れるポールの上でやるので観る方も緊張する。隣に座っていた子供は「もっとすごい技がみたいかー?」との問い掛けに「やだー見たくないー」と叫んでいた。わかる、その気持ち。
あそこまで筋肉をつけたら体も重いだろうし、それでもサーカス芸ができてしまうのだから実用的な筋肉でかつ、見栄えのする筋肉の究極系な姿なのだろうな。
岡山から来たというマグワメロンのスムージーも美味しかった。
来年は通常開催してほしいと切に願う。大道芸人さんはコロナ禍では仕事が減り本当に大変だったそうだ。結構、紙幣を投げ銭している人も多かった。
子供を押し退けて最前列に場所確保し、巨大一眼レンズカメラで雑技団の女性ばかりを撮影してパフォーマンスが終わると全く投げ銭をせずにコソコソと逃げた60〜70代のおっさんがいた。これも高円寺大道芸祭の定番のような気もするが、こうはなりたくない、同類に思われたくはないと思ってしまう。写真雑誌で入選するような素晴らしい写真を撮っている人たちがどのように撮影しているのか気になることもある。趣味もスマートにやりたいものだな。