穴場古民家カフェ「こころみ」で食べる打ちたて常陸秋蕎麦

私の贔屓にしている高円寺のお店の一つ、古民家カフェ「こころみ」。

そちらで毎月最終土曜日に蕎麦ソムリエの方が蕎麦を打ちに来てくださるのだそうだ。

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まずは蕎麦豆腐から。蕎麦を練り込み、更に蕎麦の実をそのまま載せた、食感はまるで胡麻豆腐のような蕎麦豆腐。蕎麦の実はとても硬いものかと思っていたが、全くそんなこともなく噛んだら香りが広がる。素朴で滋味溢れる味。

常陸秋蕎麦は蕎麦の栽培に適した昼夜の寒暖差が大きく傾斜地に恵まれた茨城北部の名産ブランド蕎麦。芳醇な香りと甘みを特徴とした蕎麦なのだそうだ。

 

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さほど辛くないつゆと共に頂く。オリーブオイルをかけて食べてもとても美味しかったのを覚えているが、日頃の習慣からか気づいたら総てをつゆで頂いてしまっていた。

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子供は美味しいものには正直。兄弟揃ってがっついて、足らん足らんと父の分まで食べられてしまった。本音としては1人で来て、ゆっくりと日本酒を飲みながら蕎麦を満喫したかった。


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蕎麦湯はまるで紅茶のようにティーポットに入って提供された。湯で割った蕎麦つゆを子供達も残さず、美味しい美味しいと飲み干した。ああ、美味いとも。


帰り際に玄関の敷居をまたぐ際に4歳の次男が「お父さん、どうぞ」と掌を前方に出してエスコートしてくれた。美味しいものを食べさせてもらってご機嫌な時には、父にも優しくしておくと次回にも繋がることをわかってらっしゃる。

 

常に同じメニューのチェーンばかりの街と違い、オーナー経営の店がこういう不定期な企画をしてくれると、楽しみが増える。そんな店が多いのも高円寺なのではないかね。