高円寺が誇るマイクロブルワリーでタップから常時10種類以上を楽しめる高円寺麦酒工房。コロナ前は喧騒で賑やかで活気に溢れた店だった。
しかし金曜の夜だというのに客はまばら。ビアホールは喧騒がないと寂しい。残って欲しい店は地元の人間が買い支えないと。
この砂肝のオイル漬け390円なんてコリコリして絶品なんだがな。ヴァイツェンという白ビールで喉の渇きを癒す。
ソーセージ4種盛りをつつきながらクリームというブランドピルスナーを飲む。
グリルされた鶏肉に少し辛いトマトソースを乗せ熱々の鉄鍋で供される。味の染みた玉葱も美味しく、最高にビールが進む。IPAへと移行。
クラフトビールらしい味わい。やはり、金曜の夜に客が少ないからと言って味は落ちておらずビールも変わらず美味しい。店内にはLIMPBIZKITがBGMとして掛かる。Rollin'は羽目を外していつも以上に杯を重ねたくなる曲だ。
タバスコを掛けて辛さを加えたりしながらトムヤムフライドポテトでジャンキーに〆る。これは甲殻類の香りが強くて好き嫌いが分かれるかもな。私には問題ないが。
多くの店がこの3年間で閉店してしまった。「広義隆」「紅い花」。「俺流居酒屋食べてごらん」という店も行かない間に閉店した。
高円寺麦酒工房は無くなられては困る店だ。外国から友人が来た時に散歩途中でテラス席でグビグビとビールを飲む大事な店なのだ。コロナめ。コロナで大きく人生を変えられた人が如何に多いか。