山羊の形をした多肉鉢を作陶した。
造形のスピードも精度も上がってきているかもしれない。3時間で3頭も造れてしまった。
螺子角のマーコール山羊は大人しそうな、少し若い山羊の表情になった。
このカシミヤ山羊は少し壮年の山羊か。首を傾げている。顎髭もあるからアルガリ羊ではない。
ただ、リアルに実寸法のプロポーションで作るだけでは面白くないので顔は小さめにして首は長く、そして胴は植木鉢の用途に合わせてかなり太く作ってある。
ヘタウマを目指して
指趾が残った雑な表面
それでいて、頭や脚は少しシャープに
体に動きをつけて
デフォルメのちょうど良い度合いが難しい。
根の短いサボテン ならばそれぞれに二頭づつぐらい植えられる。
三頭目のパサン山羊も完成させたのだが、写真を撮り忘れた。蛇でも見たのか、驚いたような態勢で仕上げた。
手持ちの体格が小さくて同じぐらいの三角鸞鳳玉とペンタとホリダを山羊三兄弟に植えようか。
角が太く節のあるアイベックス山羊も造りたい。そうなると4本角のマンクスロフタン羊と大巻の角を持つムフロン羊も作りたくなってしまう。一応、短い尻尾で髭のあるのが山羊、長い尻尾で髭のないのが羊の一般的な見分け方だけれども雌雄でも種類でも例外だらけで山羊と羊は紛らわしい。
巨大サボテン鉢もついに本焼きするために窯入れ。酸化焼成で焼き上げる。来週末には出来上がっているわけか。楽しみだ。山羊の頭と歯車も素焼きのために小窯に収めた。