5月の周辺の花壇警邏。この季節は犬の散歩も気持ちが良く距離が伸びる。
ジャーマンアイリスとハゴロモジャスミンが豪華絢爛に咲き誇る一画。これだけ咲き競うと辺り一面に芳香が満ちる。
ハゴロモジャスミンもお茶に使えるそうだが、中国で売られているジャスミンティーとはだいぶ姿が違う。中国で茶に使われる品種も庭に植えれば手軽にお茶に利用できるのか。
案外、目を凝らすとあちらこちらに多肉植物は植わっているものだ。この黄色の絨毯は万年草によるもの。アロエも群生している。
多肉植物の松葉菊も金属質な花弁を打ち上げ花火のように広げていた。数年前は白も橙色も植わっていたのに紫だけが咲いている。紫の方が白や橙色よりも遺伝的に優勢なのか強健なのか。
バンクシアとは珍しい。露地植えされて長い様子。梅雨に長雨に打たれても大丈夫な植物だとは知らなかった。
五月といえば菖蒲。
いや、五月はむしろ薔薇か。
薔薇というやつは放置しているだけでは毎年継続して綺麗に咲かせられない。みんな、愛情をこめて手入れされているのが伝わる。
私には無理だと諦めて手を出さない分野。せいぜい「砂漠の薔薇」を育てるのが関の山。
赤いなあ。今日一番の赤だ。
カメラ表現力の良し悪しをあぶり出すという赤色。iPhoneでも健闘していると素人目には映る。
蘭を咲かせる名人のお宅もある。
初めて見た花。やたら細い葉を持つ五弁の青花。なんという名前だろう。気になる。植えたい。調べるとクロタネソウというらしい。
緒環。私が庭に植えた株は咲き、季節を終えて枯れた後に溶けてなくなってしまった。
何だろう。キバナコスモスかね。
梅も育ってきている。まだ植えて4年の梅は根張りが弱いのか、結実しても成長を支えきれずに生理落下する実は多い。朗報は確実に年を重ねるにつれ落下する実の数は減っていること。バラ用だが、遅効性の肥料も今年から施すことにした。
葡萄の葉も動き始めた。ルーマニアにはサラマーレという挽肉を葡萄の葉で巻いてロールキャベツのように調理した国民料理があるのだが、今年はそれに挑戦してみようか。
これから6月に向けて紫陽花が充実していく季節かね。