牛虻と蜻蛉の混合体

コロナ禍で数ヶ月、作陶から遠ざかっていた後に初めて作ったのがこれ。

 

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蜻蛉を作り始めて、やがてウシアブとボウフラのイメージが流れ込んできた。

 

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水面から立ち上がるように羽化するイメージに従ってぼんやりと作り続けた。水面に見立てた盆は轆轤で水挽きした。

 

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なんだか、禍々しくなってしまったように思う。ウシアブやボウフラは嫌われ者だが、たまには主役にしてあげてもいいじゃないか、害虫にもある自然美を表現できないものか。そう思っていたのだが。

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やはり、禍々しい。何でだろう。なんだかんだ、荒んだ心が投影されていたりするのだろうか。これを見るとコロナの頃を思い出すようになるのか。とりあえず最後まで仕上げたい。

 

水面の下に台座をつけて軽さを出すべきだろうか。それとも置いた状態で水面から立ち上がっている様を強調すべきか。