コロナ禍に心身痛めつけられた

あまりの忙しさに2ヶ月以上もブログから離れていた。


リーマンショックの際にはニュースでは見聞きするものの、実感はなく過ぎ去った。しかしこのコロナは感染せずとも私の実生活に少なからぬ影響をもたらしている。


勤め先が随分と大変なことになった。それにより業務が激増、なにより仕事量以上に対策立案の精神的負荷が重たい。懸念事項が頭から離れず、夜中に何度も起きることなど今までなかったように思う。週末などなくなった。ガラにもないことだ。


子供も妻もみな、ストレスが溜まる。時折、みんな爆発する。有難いことに家族全員、新型コロナに感染することもなく過ごせている。これが誰かが感染して看病ものしかかっていたら、あるいは完全に失業する事態にでもなっていたら大変さは全く異なる次元になっていただろう。まだ私らなどは恵まれた環境で、もっと大変な思いをされている方々が大勢いる。まだ恵まれた環境だと頭ではわかっているが、それでも心に余裕を持てない時間が増えた。新型コロナはそんな災禍。


常に家族が在宅している環境を甘受していたであろうマンゴー殿にも禍はあった。12年かれこれ、大病することもなく元気にやってきたけれども、夜中などに咳が止まらなくなって動物病院へ。

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レントゲンを撮ると、輪っかに写っている血管が僅かに見られた。肺炎などを起こしたあと、血管の壁が修復され分厚くなるとたまたまレントゲンに血管の断面図が写ると輪っか状に見えるとのこと。そんなに症状がなくとも、肺炎を起こしては治癒を繰り返していることもあるとのこと。気管支が弱い犬、関節が弱い犬、それぞれ個体差はある。マンゴー殿も12歳生きて流石に完全健康体とはいかなくなった。

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咳が止まらないのは気管支炎が原因らしい。抗生物質、咳止めの薬をもらった。これまで薬を飲むこともなかったので薬はよく効くのではないかとのこと。コロナではなくて良かった。

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薬を飲むようになってだいぶ咳は治った。

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コロナ禍が始まり半年。最初の数ヶ月はある種、この困難を乗り越えよう、うまく楽しむ方法を見つけて克服しようとの高揚感があった。しかし状況が長引き、悪化していくにつれ無意識にあれこれ削られていったのだと思う。

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緊急事態、非常事態と捉えて臨んでいては心身ともに続かなくなってきた。現状が続くことを想定して日々に遊びと憩いと楽しみを見出していかないといけない。作陶も再開しよう。仕事も開き直ろう。


マンゴー殿はトリミングに出して2週間後ぐらいが一番可愛いと思うのだがどうだろうか。

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