ここ1年ほどの傾向だが、高円寺のスーパー、オオゼキの日本酒の品揃えの充実度が増し続けていて注目している。
東洋美人
今司代
雁木
獺祭
無濾過生原酒、発泡酒、冷下ろし、限定酒。
八海山の雪室貯蔵三年酒なんてのもある。新潟の蔵元でわざわざ買った珍しいお酒が最寄りスーパーで売られるとは。
さらに桃川の大吟醸「青天の霹靂」。これは飲んだことがないので気になる。食用米が日本酒の未来を切り拓くだろうか。
「作」は取り扱っていたが、さらに高価格帯の四合瓶「鷹羽」はなんと5000円。久保田の「千寿」も。
青森の「六根」も5、6銘柄を取り揃えた力の入れようで気になる。
コロナ禍で飲食店の売上が落ち、通常流していなかった販路に人気銘柄が流れてきている。
代わりに飲食店で飲む上等なお酒を少し贅沢に自宅で楽しみたい人が増えている。
一年ほど徐々に品揃えを拡充し、オオゼキとしても高価格帯の日本酒に手応えを感じている。単価増を見込めるお酒は歓迎。
そんな理由だと推測している。同じ銘柄を固定して売り続けるというよりは、人気のあるお酒をあれこれスポット、スポットで入荷している印象。
私としては大歓迎だ。あれもこれも飲んでみたいな、と思える品揃え。そしてそれを飲み終えた後にはまた新しい銘柄が並んでいるのだろう。コロナ禍が収まり飲食店に客が戻ったならばこれら銘柄はスーパーから消えてしまうのだろうか。それとも日本酒が販路拡大されたままで残るだろうか。
3、4年前はオオゼキで葡萄の品揃えが半端なかった。同じ日に20種類もの葡萄が棚に並んでいてワクワクした。オオゼキのバイヤーさんに日本酒好きがいるらしい。遊び心があって素晴らしいと思う。
経営に貢献する、次のネタはクラフトビールだと思う。
日本酒より愛好家の裾野は広いし単価も低いが発泡酒からクラフトビールに誘導するだけで単価は2倍以上になる。COEDO鞠華を常備しているだけでオオゼキは素晴らしいのだが、願わくばクラフトビール祭りをして、越後ビール、オラホビールを扱って欲しい。
ふるさと納税で「雷電 閂」を箱買いしてしまったのだが、いつ届くのかがわからない。その間はこの金髪美人に夢中になっている。