今年の冬は例年よりも寒かったからだろうか。成長が随分と遅い。根の張りも圧倒的に少ない。
昨年のヒヤシンスは埋まるほどに根が茂ってから花芽が上がってきた。しかし今年の株は根が貧弱なうちに花芽が上がり出している。
下のマンゴー殿と映っているヒヤシンスは昨年のものなのだが球根の大きさ、膨らみからして根張りの密度まで別物のように異なる。
株の個体の差なのか、温度差によるものなのか。
しかも下向きに葉を伸ばしていて水中葉となってしまっている。これも発育不良の原因の一つだろうか。もしかしたら早いうちに切ってしまったら良かったのかもしれない。
せめてもと思ってメネデール水溶液を倍希釈した水をあげてみた。これから挽回して栄養を吸ってもりもり咲かせてくれると良いのだが。
まだこれだけしか咲いていなくとも11畳の部屋が香りに包まれる。1株だけで十分すぎる芳香で2株あるとキツイかもしれない。
伸びる前の密集した状態でドライにしてみたい誘惑に駆られる。来年は複数株を水耕栽培して異なる状態のドライを複数作ってみたい。
たった1日で目に見える成長。1日で13mmほど成長している。しかも夜に花が閉じることもなく咲いたまま伸び続ける。
伸びてくると色が薄くなる印象。
世間一般では水耕栽培で花が終わった球根は処分するらしい。昨年水耕栽培したヒヤシンスの株を夏から冬に天日干ししてカラカラに乾燥していたものを土の上に置いていたのだが根が張り花芽を上げ始めた。花後にすぐ土に植え付けて一夏育てていたらもっと大きく育ったのかもしれない。いろいろと試してみよう。