苦あれば楽あり 作陶進捗 象蟲、団子蟲追加

昨年は新しく転職した会社でしがみつくべく土日のどちらかは毎週働く数ヶ月を過ごした。無事乗り切って正社員になることができ、今年からは週末も働かなくて済むようになるはず。陶芸に、旅行に、子供との遊びに精を出せると思って強気な今年の目標を組んだ。

 

正月明け早々の先日、まだ入社数ヶ月なのに別事業部の経験豊富な方が異動転出されるのでその人の業務とチームを丸々追加で受け持って欲しいと言われた。受けるかどうか考えて返答する選択肢はあるのかと聞いたらあなたに選択肢はない、この数時間後に発表すると言われた。そして発表された。本当ですか。これがこの会社のやり口ですか。結果、上司が5人になる。無理でしょう。私生活は死ぬでしょう。やはりサラリーマンはいつまでたっても生殺与奪を他者に握られている。どこまで出世しようが握られている。

 

楽しい作陶、園芸、料理、旅行生活が始められると思ったのに瓦解した。かなり落胆している。ちなみにというか無論というか二人分やって給与は増えない。「入社してまだ数ヶ月だから昇給はできない」というならば同じ理由で雇用契約と違う業務範囲業務量にふやさないでくれ。なかなかの絶望感。

 

帰り道、メールをチェックしたら存在を忘れていたハンドクラフト販売サイトで売上が立っていた。4点ぐらいしか販売中になっていない放置サイトだ。いや、何気にとても嬉しい。仕事で大きな成果を出したり昇給したりするよりも自分の作品が売れる瞬間瞬間は何度あっても格別に嬉しいかもしれない。さて、であれば作品作りと販売を本業にしたらもっと自分は幸せになれるのだろうか。

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私自身は3,000円以上のモノを買う時は本当に必要か買う前に考える。誰にとってもお金は大事だ。そのお金で評価してくれるのは下手なおべんちゃらよりも嬉しかったりもする。鹿は売れるのだよな。蟲と違い。まあ、蟲は売りに出していないけれども。売るために作っていない。

 

いろいろ上手くいかないけれども、苦あれば楽ありなのが人生かね、と思った次第。しかし兼任はしんどいな。

 

そんなわけで作れる時にコツコツと作陶に励んでおく。

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象蟲を作ってみた。なかなか悪くない。象蟲のフォルムはずんぐりむっくりとしていて愛嬌があると思っている。

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鉢の肩に開けた穴から象蟲の胸と腹部の間を抜けて多肉植物が根を伸ばし育っていって欲しい。
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まんまる。下手な装飾はせずに丸い背は丸いままに。
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正面から見た図。口吻の触覚が破損せずに焼けるか不安が残る。焼き上がりが楽しみな鉢が出来つつあるかもしれない。


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さらに団子蟲。丸い鉢に乗せて焼き上げようかと思う。
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腹の真ん中の穴から「紫太陽」をズドンと生やしたい。


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さらに鉢と一体化させていない蟲単体鉢。胴長団子蟲鉢も作ってみた。土容量が少ないので植えられる多肉植物は限られるかもしれない。
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頭方向から。ちょっと目が離れていて不細工かもしれない。
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ツルビニカルプス・ミニマなどが手に入らないものか。4、5本にょきにょきと生える何かを植えたい。
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取り敢えず、年末から団子蟲3つ、鍬形蟲2つ、象蟲が1つほど造形できた。この倍ぐらいは作らないと小窯が埋まらず焼成できない。一回に3体ぐらい作れるようになりたい。

 

作陶に没頭すると脳の異なる部位を使い気分を切り替えられる気がする。モヤモヤが洗い流されて自分を取り戻せられる時間のように思う。マンゴー殿がいなくなって一層、思う。

 

下向きに半とじの団子蟲でも作ろうか。それと兜蟲の頭。