高円寺のイベントスペースでインセクトポート東京という蟲の標本と生体の展示販売会が催されていた。事前に整理券を入手して息子と参戦。会場は広くはなく途絶えることのない人だかりと熱気に溢れていた。
メタリフェルホソアカクワガタ尽くし。黄銅色が多い中で青色を帯びた個体がいた。即断即決。「これ下さい」と抑えにかかった。
美麗。プラチナコガネもいるではないか。
瑠璃色の立派な大黒黄金。
左右片翅づつ開いた雌雄標本も良い。
おお。ゴライアス尽くし。美麗の良型が所狭し。このゴライアスメレアグリスが4980円ってのはかなり安くはないだろうか。相場がわからないが個体、そして展脚する標本化の手間を考えると破格な値段に思える。
ゴライアスメレアグリスを白釉薬と黒土で表現するのが使命のような気がしてきた。
そしてお迎えしたのがこの3個体。ゴライアスメレアグリスを買わなかったのは過失かもしれない。
これで作品を作れば作品創作のための資料として購入費を私の作品販売収益と相殺できるのではなかろうか。作品を売り、その収益でさらに創作意欲を駆られる小遣いでは購入を躊躇うような少し高価な素敵な作品や標本を購入できるようになるという趣味のスパイラルが構築できそうな気がしてきた。
