カシミア山羊鉢 X「青雲の舞」

 

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顔の造形も気に入っていたにも関わらず、本焼成予後不良となってしまったカシミヤ山羊鉢。

 

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素焼き後に棚にぶつけて角が折れてしまった。素焼用接着剤でくっつけ、施釉したがくっつかず、首に癒着してしまった。もうこうなると取り除くこともできないので始末が悪い。


首を傾げたポーズは気に入ったのでまた脚を太く、角も太くして作り直したい。

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一番不出来なこの鉢はどこにも出さないだろうから、そうなると最も目にするところに長く留まる鉢になるのかもな。出来の悪い子供ほど可愛いというやつか。

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達磨鉢に植わった株から子吹きした株を背負ってもらった。

 

アイベックス山羊鉢 X「濃緑レツーサ」

 

 

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アイベックス山羊は太くて立派な角を持ち、角だけで10kg以上にもなるとか。

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夕方の陽で撮ったら、えらく渋く写った。アルプスアイベックスは身体も絞られていて急峻な崖を縦横無尽に歩き回る。見た目がなんとも華やかな山羊だと思う。

 

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そんな雄々しい感のあるアイベックスには軟葉ハオルチア「濃緑レツーサ」を植えた。

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なんだか背負うような植え込み方になった。正面から見ると五芒星のような葉。山羊鉢シリーズの中では土容量は多めの鉢なので子株がいくつか出てくるぐらい、こんもりするまでこの鉢で育てて行こうかと思う。

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本体黒土

マグネシヤ釉のブラシ塗り

角は金ラスター釉

酸化焼成

 

パサン山羊鉢 X「レツーサ」

 

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このパサンが家畜化され、飼われた山羊となったそうな。よって原種山羊と呼ばれたりもする。パサン山羊はノヤギなどとも呼ばれ、比較的没個性的な山羊かもしれない。

 

その分、姿勢を個性的にしようと思って仰反る態勢にしたら本焼きの過程でさらに後傾になった。

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窓際に置くことを考慮して成長が遅く、明るい窓辺で光量が十分な多肉植物が適していると思い、軟葉ハオルチア「レツーサ」を選んだ。黄緑色の取り立ててマニア好みというわけでもない汎用株だけれども頑健で乾燥にも強い。

 

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それでも三角の葉は透明で清涼感があって良い。

 

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花穂が伸びて控えめな花を咲かせている。その花穂を見上げているような姿になった。

 

本体黒土

マグネシヤ釉のブラシ塗り

角は金ラスター釉

酸化焼成

 

 

 

 

山羊鉢、羊鉢の酸化焼成窯出し

ツクを立てて2段目を作るにも高さが中途半端すぎて他に何も入れられず、贅沢にも山羊と羊鉢だけで小窯で酸化焼成焼成温度は1230℃。

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金曜日昼過ぎに火入れをし、日曜日の朝にはもう11℃まで冷えていた。

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 体重測定。6鉢で合計2250g。案外、軽かった。

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 自分の中で気に入っているマーコール山羊鉢。実物はこんなに首は長くないけれども、自分好みにデフォルメしてみた。腹の白と黒土肌が透けたムラとか土モノっぽさが出て良かった。工業製品のような白の綺麗すぎる造形ではつまらんからな。

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顔。何か言いたそうな顔。こうしてみるとふてぶてしい顔をしている。

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 アイベックス山羊。

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角が立派で想定以上にテカテカ直射日光があたるとゴールドに見えて豪華になる。体がマット気味なのでコントラストになって良いかも。

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 ムフロン羊。少し太めの脚と3本脚での接地は鉢として安定するので機能的造形としての出来は一番のような気がする。なかなか変わったポーズだがうまく作れた気がする。

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カシミア山羊。脚が細すぎて曲がってしまった。地面に垂直に脚を作っていたら曲がらなかったかもしれないが、前方に斜めに脚を出していたので耐えられなかった。これも腹の下に支柱をつけて焼いたらもっとましだったのだろうな。反省が多い。f:id:mangokyoto:20200317082632j:plain

反対側の角も折れた。素焼接着剤でつけたのだが駄目だった。また、2倍ぐらいの角の大きさでカシミア山羊を作り直したい。

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たくさん植えたくて胴の長さを1.5倍に伸ばしたマンクスロフタン羊。角が4本あるが、なかなか異形だな。

 

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 驚いたような態勢のパサン山羊。熱に負けてさらに後継にのけぞってしまった。顔が若干気に入らない。

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 仰け反った姿勢が植え込んだ植物に日光があたりやすい角度となりそう。

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 とりあえず、自宅に持ち帰って窓辺に群がらせてみた。ワイン屋を経営している友人が店に置かせてほしいというのでしばらくは出張にでることになりそう。鉢はどれも地味だし一般ウケするとは思えないよ、と忠告したのだが構わないらしい。バリバリスポーツをしていた友人で、私の陶器を好きなような嗜好を持っているとは全く思っていなかった。

10人に1人ぐらいは気に入ってくれる人がいる不思議。作品を人目に晒すと、趣向の似た人を炙り出してくれるのはありがたいかもな。

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直射日光に当てるベランダに出すと不意の突風などで転倒落下の恐れがある。少しばかりデリケートな山羊鉢、羊鉢はハオルチアのような室内窓際で通年管理できるような品種を植えるのがよさそうだ。

 

学び

  • 工房の黒土はおそらくカロリーが低い。マグネシヤ釉薬は思った以上に流れることに留意して角の根元は薄く塗る。
  • 脚は少し太めに作る。
  • 道具土で支柱を立てて焼く。
  • 角は太く大きく作った方が山羊らしさが出る。
  • 脚は垂直棒立ちでも首をねじらせてポーズのバリエーションを付けてもよい。
  • 体躯を白土で作って比較してみたい

 

コロナウイルス 雑感備忘録3

新型コロナウイルスが広がり社会不安が増している状況。科学者など専門家の見識に基づいた権威ある情報源に従うべきなのだろう。多数の専門機関や専門家を抱える政府の発表が確からしいのだろうけれども、それも時系列を俯瞰するとよくわからなくなってくる。各国政府でいうことは違うし、言う通りに従っていたら被害が最小化されたとは思えなかったりもする。

 

権威とされる情報源の情報のほかに真実はあるに違いない。そう信じる人がデマに惑わされるのも理解できるように思う。

 

WHO

  • 1月12日「WHOは、旅行者に対して特段の対策(一般的な感染予防のための対応を超える特別な対策)を推奨していません。旅行中または旅行後に呼吸器疾患を示唆する症状がある場合、旅行者は医療機関に相談し、旅行歴を医療関係者に共有するよう勧めます。」「WHOは現在入手可能な情報に基づき、中国への渡航や貿易に対していかなる制限も行わないよう勧告します。」-厚生労働省検疫所
  • 2月3日テドロス事務局長は「渡航や貿易を不用意に妨げる必要はどこにもない」と述べ、中国から渡航する人の入国を禁止する国が相次いでいることに懸念を示しました。-NHK
  • 2月6日WHO第146回執行理事会でタイ代表がテドロス事務局長を批判。テドロス事務局長は1月27〜29日に北京を訪問し、自らも隔離することなく当日に各国代表とハグしたり握手をし各国代表をリスクにさらしたとのこと。
  • 2月27日WHOは「予防目的でマスクを着用する必要はない」との見解を発表。
  • 2月28日世界保健機関(WHO)は28日、新型コロナウイルスが世界規模で大流行する危険度を、最高レベルの「非常に高い」に引き上げた。-BBC
  • 3月3日テドロス・アダノム事務局長「新型コロナウイルスの特徴について、中国で得たデータを踏まえ、季節性インフルエンザと比べて感染力は高くない」との見解を明らかにした。新型コロナウイルス予防接種は開発途上にあるため、隔離などによる封じ込めに全力を注ぐべきだと訴えた。-朝日新聞
  • 3月11日テドロス事務局長は記者会見で、「過去2週間に、中国以外の地域で患者数が13倍に増加し、国や地域の数が3倍になった。今後もさらに増えると見られる」と指摘。WHOのリスク評価の結果、パンデミックといえる状態であるとの認識に至ったと説明した。-

 

中国

  • 1月12日中国は1月12日に新型コロナウイルスのDNAシークエンス情報を発表しました。これは他国が特異的な診断キットを開発する上で非常に重要な意味を持ちます。
  • 現時点までの予備的な疫学調査によると、ほとんどの症例が華南海鮮卸市場(Huanan Seafood Wholesale Market)の従業員、取引先の職員や頻繁な来訪者でした。ヒトからヒトへの感染が容易に起こる確かな証拠はないと中国政府は発表しています。-厚生労働省検疫所
  • 1月26日新型コロナウイルスによる肺炎の感染拡大を受け、中国の旅行団体を総括する中国旅行社協会は、1月27日から国外への団体旅行をすべて禁止すると発表した。-中国の国営中央テレビ(CCTV)
  • 2月4日WHO執行理事会に出席した中国代表は、各国が講じている入国制限措置や航空各社による中国便の運休などについて「これらすべての措置はWHOの提言に反している」と批判-ロイター通信
  • 2月16日ミュンヘン安全保障会議 王外相中国国外での感染者数が全体の1%未満に留まっていることを挙げ「中国は世界の公衆衛生のために多大な努力をし、犠牲を払ってきた」-テレビ朝日
  • 2月26日 独自の調査報道で知られる中国メディア「財新」は、昨年末、中国の複数の検査機関が未知のコロナウイルスの存在を確認しながら、中国政府が情報を公開しないよう命じていたと伝えた。
  • 2月26日付社説で「韓国、日本、イタリア、イラン」を名指ししたうえで、「この4カ国との往来が多い国では、ウイルスが爆発的に拡散する可能性を排除できない」と主張しました。環球時報は25日付の社説でもこの4カ国について、「中国よりもウイルスを外国に拡散するリスクが大きい」との見方を示しています。さらに、24日付の社説では「一部の国々の対応が遅い」と批判したうえで、「現状の限られた対策ではウイルスの拡散を防ぐことはできない」と主張しています。-中国共産党系の環球時報

 

米国

  • 2月26日時点でトランプ大統領は"Very well under control in our country"と言っていた。「流行拡大は不可避ではない」新型コロナウイルスワクチンを「かなり早期に開発できる」「米国民への感染リスクは依然低い」と言っていた。
  • 3月12日現在、米国では感染者数は1000人を超え、英国を除く欧州からの30日間の渡航停止を発表した。トランプは大統領は米議会に500億ドル規模の財政措置を求めるとも述べた。
  • 3月14日国家非常事態を宣言。一方で、政権の初期対応の遅れに関して自らに責任はないとも主張した。-CNN
  • 3月16日ムニューシン米財務長官は新型コロナウイルスの流行で米経済成長は鈍化するものの、リセッション(景気後退)に陥ることは予想していないと述べた。-bloomberg
  • 3月16日ダウ工業株平均が前週末比2997.10ドルの史上最大の急落を記録。下落率は1987年のブラックマンデー以来となる大きさ。ダウ平均は2月12日につけた史上最高値2万9551ドルから31.7%下落することになった。

 

フランス

新型コロナウイルス感染拡大にも慌てないフランスの手腕」とのNEWSWEEK記事が興味深い。

https://www.newsweekjapan.jp/amp/stories/world/2020/03/37135571619409491000-3-1312020-2003planblanc-h1n4.php?page=1

私の理解するところのフランスとは印象が違うのだけれども1ヶ月後はどうなっているか。

  • 2月28日ヴェラン保健相は、「フランスはすでに新型ウイルス流行の第二段階に入っている。感染拡大を防ぐためには、より真剣な対応を取るべきだった」と述べたそうな。-IRIB通信
  • 3月7日"We must not stop living" Landerneau市長。とのことでフランス北西の街でスマーフ祭で3500人が集まったそうだ。(かつそれを行政として許容した)
  • 3月9日時点で感染者1191人、死者21人。イタリア、ドイツに次ぐ欧州3番目の最大感染国。
  • 3月13日 100人超の集会禁止。
  • 3月12日大統領がテレビでフランス全国の幼稚園および学校の休校を発表。ちなみにフランス賛美記事を載せたNEWSWEEKは3月2日に「一斉休校でわかった日本人のレベルの低さ」という小幡績氏の記事を掲載している。
  • アジア人へのヘイトクライムが多数報告されている。

  • 3月14日19時半にフィリップ首相が15日0時から店舗の営業を禁止すると発表。実施のわずか4時間前の発表に飲食店は混乱。感染者3661人、死者79人。
  • 3月16日マクロン大統領は17日正午から必需品の買い出しや受診などを除く外出を禁じる罰則付きの外出禁止令を発令。

 

韓国

  • 2月12日金次官「集団での行事を中止したり、延期したりする必要はない」。
  • 2月13日文大統領「新型コロナウイルスが遠からず終息する
  • 2月18日時点で韓国の感染者数は30人。
  • 3月9日金保健福祉部次官「感染病拡散を阻止することに成功している」「これまでの経験と知識を世界と共有したい」。外交部長官「どの国よりも進んでいる優秀な検診能力、そして透明かつ強力な防疫システム」106カ国が韓国からの入国を制限、44が入国禁止措置。10日に242人の新規で大幅な感染者増で合計7755人、死者60人に。
  • 3月12日文大統領「入国禁止せずともウイルス阻止、世界が認めている
  • いづれ朝鮮日報より。
どの国が酷いとか信用性が低いなどと言いたいわけではなく、政府の情報も含めてどの情報を信じたら良いのかは悩ましいほどにわからないということ。政府からの情報は須く間違っているなどと言うつもりもない。SNS情報源の安易な情報の方が遥かにデマで酷いのだから。

コロナウイルス 雑感備忘録2

  • アメリカでコロナウイルスの不安が広がり銃の売れ行きが伸びているとのこと。最悪の事態として略奪しに来る者や諍いを想定し、相手を撃ち殺すことを想定しているのか。

 

  • 勤め先の株価が12%以上も下落。様々な企業で正社員の雇用を守るための派遣切り、契約社員切りは起きると思われる。
 
  • 先週は全日とも在宅勤務をした。通勤時間が無い分、朝夕の他国との電話会議に応じやすく欧州との連携はむしろ取りやすくなった。
 
  • 在宅勤務が当たり前になると、彼は、彼女はいなくてもいいのではないかと思われる人も出てきそう。あの人に会議に出てもらわないと合意形成が捗らない、あるいはこれはあの人に進めてもらわないといけない、という明確な役割のない人は危機感を持った方が良い。
 
  • あれやこれやで大変だ大変だと言うばかりの人と、損失最小化の目先の対応をしながらも先を見越して動き出す人。好機を見出して消費者がどう行動や習慣を変えつつあるか迅速に分析を進めて手を打つ企業が生き延び、成長するのだろうな。
 
  • 中国都市部ではオンラインの授業、トレーニング、塾が浸透しているそうな。コロナが収束後も古い形態には客は戻らないかもしれないし、それが今仕掛けている事業会社の狙いだろう。アリババが中国で伸びた起爆剤SARSだった。新型コロナ前と後を転換期として語られる産業は多いかもしれない。
 
  • イタリアで感染者数が増え続けている。欧州の人はシンガポールや中国、北朝鮮は国家が強制力を発揮でき、韓国や日本は半島や島国で物理的に隔たれているから歯止めは利く。しかし大陸が一つながりで何を合意するにも困難な欧州諸国で広がりを見せたらどうしようもないとの諦めの境地らしい。しかもドイツなら封じ込められそうだがイタリアじゃお手上げ、みたいなニュアンスを感じる。フランスは覚悟を決めた雰囲気。

 

  • 静岡県議がマスクを転売して888万円以上の利益を上げていたとのこと。2000枚のセットを十数万円で40回以上、売りに出していたとのこと。マスク転売禁止勧告後も出品をつづけていたとのこと。信用に足らない人間が世の中には居ることを再認識させてくれる。家族を守るためにも、世の中は善人ばかりと思わない方が良い。

 

  • 専門家の意見もあれこれ分かれていて、どの専門家の意見に従うべきか判断するのは困難。
  1. - エアロゾル感染はしない→閉鎖空間だと感染する可能性がある
  2. - 感染を確認しても対処療法は変わらないので検査は無意味→軽い症状の若い人がふだん通り働いて周囲に(ウィルスを)まき散らすわけで、そういう人に正確に診断することは重要。
  3. -PCR 検査をするキャパシティーが足らない→国立感染症研究所が自前でやりたいので民間検査会社が検査することを制限しているのではないか。スイス系外資は中国で検査を無料提供している。(医療ガバナンス研究所理事長)
  4. -クルーズ船内で14日間管理されて陰性で健康確認が出ていれば公共交通機関を使って帰宅してもよい(国立感染症研究所)→下船前に陰性が確認されている者も感染の可能性があるのでチャーター便で隔離帰国、さらに帰国後2週間隔離(CDC) 。実際には陰性判定後の下船者にも感染者が出た。
  • 健康な若い人は重症化しない→中国武漢で29歳の医師が同ウイルスに感染し亡くなった。早期から警鐘を鳴らしていた34歳の武漢眼科医李文亮氏もその上司も亡くなった。
  • 感染症の指定医療機関は防疫体制が整っている→神奈川県相模原市感染症の指定医療機関勤務の20代の男性研修医が感染
よくわからん。

還元焼成した鉢に貫入が入らない

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一年待った還元焼成が焼き上がった。還元焼成すると釉薬は表現が落ち着いて複雑さを増して味わい深くなる。はずだったがなっていない。真っ白とテカテカではないか。

 

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このままだと物足りないので大鍋に珈琲を入れて煮込み、二晩も漬け込んだ。

 

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パッキパキに貫入に珈琲を染み込ませて古色を出すつもりだったのに貫入に珈琲が入っていかない。還元焼成は酸化焼成よりも時間をかけて酸素が欠乏した状態で焼く。その結果として酸化焼成よりも焼き締まるのだろうか。

 

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累積8頭分の豆鹿頭骨鉢が揃った。ほぼ同じ寸法なのだがどれ一つとして同じものはない。

 

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輪郭に弁柄を塗らない真っ白、金ラスター、辰砂に弁柄輪郭が好み。

 

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作り過ぎたか。それでも鉄赤、透光性磁土、マグネシヤに金縁。まだまだ作りたいシリーズ作はある。


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実はベランダにも、もう2鉢あるので合計10鉢あることになる。ベランダの日向に置いて錦晃星が根付くか経過観察していたのだが、丸一年経過して昨年よりも少なくはなったが花芽を出し、まさに咲こうとしている。頭骨内の土の量と時折降る雨からの水分量と折り合いをつけてしっかりと根付いてくれた。春から秋は雨晒し露天栽培で冬だけバルコニー温室に取り込んでいる。

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花の咲く季節だけこうして室内に取り込んで飾っても良い感じ。

もう2年ほど後頭部方向に枝を伸ばし、その後に反転させてロゼットを正面に向くように仕立てたら平置きして飾りたい。数年かけて形を作るのはもう盆栽に近いのかもしれない。

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土と水が抑えられると多肉植物の成長が抑えられるので形が崩れ難くもなるし締まった株になる。花が咲くほどに充分な環境だということも確認できた。そろそろ春になるので残りの鉢にも多肉植物を植え込んでいきたい。


黒法師やサンバーストなどのアエオニウム

紅覆輪

冬紅葉

アロエ

錦晃星ももう2鉢ほど作ろうか。

金紐を植えたいけれども移植に拒否反応示しそうなのが懸念。。。