寺社仏閣

観音正寺

駐車場代が500円かかるというので麓の無料駐車場からマンゴー同伴で歩いて登ることにしたのだがこれがなかなか遠かった。有料駐車場からもさらに砂利道が続き汗が流れるほどの運動になった。砂利の参道にも教訓の書かれた立札が立ち、道程が飽きない。 裏山…

長命寺

幾段もの苔むした石段を登っていく。マンゴーには少し高すぎるらしく、跳んでは溜め、跳んでは溜め登っていく。 古色を帯びた築七百年は経つ三重の塔が本堂の奥に聳え、背後には琵琶湖が一望できる。ここは建築物が素晴らしい。 三十三ヶ所霊場の観音寺は殆…

今宮神社と炙り餅

暑さに打ちのめされるように今宮神社参道にたどりついて、飲み物だけを売っていないか聞いたところ「一和」には餅しかないと断られた。反対側の「かざりや」に聞いたら、メニューにはありませんがこれをどうぞと店先で冷たいお茶を振舞ってくれた。救われた…

大徳寺散歩

友人宅の晩御飯に招いて頂いた。早く着き過ぎてしまったので時間潰しに晩夏の大徳寺をマンゴーと歩く。 土壁と竹林の風情が好み。マンゴーにこの良さがわかるか知らんが。 こんな土壁で自宅を囲んでみたいものだ。全て本格的にとは言わなくとも、薄く割った…

イスラム教

何がびっくりするって、インドの史跡での写真とスペインで撮った写真との違いがわからなくなるということ。遥か欧州大陸の西端から印度亜大陸まで文様すら変わることなく広まったイスラム美術の伝播力たるや。 ジャーミーあるいはモスクと呼ばれるイスラム寺…

醍醐寺で眼福

三宝院の普段入れない座敷で庭園を観ながら御薄を頂く。床には太閤が花見に使ったという総金箔の天目茶碗に秀吉に御伽衆として仕えた落語の始祖とされる曽呂利新左衛門の書のお軸。金蒔絵の施された棗には利休好みと説明がされていたが、侘び茶を旨とした利…

上醍醐寺 五大力不動明王

西国三十三ヶ所霊場で最も険しいと言われる十一番霊場、上醍醐に登ってみた。待ち合わせの都合上、往復二時間半と言われる道程を一時間半で行く。参道は整備されているものの、全て速歩で登ろうと息込んだがすぐばててしまった。結局かかったのは往路45分、…

毘沙門堂 般若桜

晴れていたら。。。毘沙門堂の般若桜が見事だっただけに惜しい。

伊勢神宮

泊まり掛けの出張で三重へ。桜満開の京都の週末を後にしておそらく桜は既に散ったであろう南へ向かうのはやるせない。しかし高速道路を走ると松坂あたりで両側に桜並木が続く一帯があり、桜吹雪の中を走り抜ける僥倖に恵まれた。 残念ながらの雨模様だったが…

本圀寺の桜

薄い花弁の重なる八重桜。 滅多に観光客の訪れない山科疎水沿いの寺の境内に溢れる桜。京都の桜の有名な寺など行かずとも、こんな寺が全国にはあちらこちらにあるのだろう。 マンゴーは桜に全く興味を示さないがそれも仕方なし。桜の散る頃に、冬毛をばっさ…

京都御所近衛邸跡糸枝垂桜花見宴会

久々にいかにもな花見宴会をした。友人の女性二人が朝早くから場所取りをしてくれたお陰で、昨日の時点で宴会できる洛中では最も桜が見事であろう場所で花見を楽しめた。 御所の糸桜は満開で、風が吹けばはなびらが舞うこの上ない花見日和となった。近衛邸跡…

御室成就山遍路

御室の仁和寺は御室桜という遅咲きの背丈の低い桜で有名な門跡寺院だが、その裏手の成就山の八十八箇所巡礼道はあまり知られていないようで足を運ぶ人は少ない。文政10(1827)年に仁和寺第二十九世門跡済仁法親王の願いから寺侍が四国八十八箇所霊場から土を…

岩間寺騒動

家に帰ってインターネットで調べると、岩間寺の騒動の概略が判った。 先代住職は四代ばかり代々世襲で岩間寺を継いでおり、副住職の弟、寺の事務職員の体の弱い妹、奥さんに娘で岩間寺を運営していた。岩間寺は醍醐寺を本山とする宗派の末寺で先代が存命時は…

荒れた岩間寺

折角の週末。千本の梅が綺麗な寿長生の郷というところへ車で出掛けることにし、その前に西国三十三ヶ所の観音寺の一つ、岩間寺に寄った。 最寄り駅を聞かれても困ってしまうような山奥で、エンジンを唸らせて登らないといけない。誰がこんな辺鄙なところへ来…

相国寺啼龍図

日本画を描く友人と相国寺に特別公開中の啼龍図を見に行った。400年前に描かれたものとは思えない鮮明な龍図。 発見だったのが、龍は胴体がコークスクリューのように捻じれるように回転して描かれているということ。単に蛇のようにトグロを巻くように飛んで…

歌留多始め

1月3日に八坂神社で日本かるた院本院が主催する歌留多始めを観戦してきた。 まずは歌留多の奉納の儀から始まる。 そして案の定ここにも無数の退役兵達が最前線で速射砲を構えている。 いよいよ日本かるた院本院所属の「かるた姫」による代表戦が始まる。小倉…

石山寺子育観音

石山寺はその寺の名前の由来になったように硅灰石の岩がちな山肌に建てられている。本堂の裏手奥には岩場を登ったところに子育観音がある。 蔦で覆われた巨木が生えているのだが、岩がちゆえに根が土に入り込めず、表面を網目のように這っている。この空間の…

石山寺参り

年末の買い物に出たついでに石山寺にお参りした。角松は年神様が迷わずにお越しになるための目印であり依代だと教わっていたが、仏教寺院でも置くものなのだな。神仏習合は今も根付いている様子。 観音堂の入り口にも注連縄飾りがまさに取り付けられていた。…

御王神社

穴太寺

穴が太いってネーミングがなんだかねえ。読み方はアナオオジ。アナフトデラではありませぬ。立派なお寺なんだけれども。 西国三十三ヵ所の巡礼寺ということで近くの駐車場には大型バスが二台も停まっていたのに寺の中には団体はおらず。まわりには店など殆ど…

毘沙門堂の散紅葉

敷紅葉が奇麗なのは秋というよりは初冬、12月の初週や二週目だったりする。いつも思うことだが東京や遠方からの観光客は11月中旬に大挙して訪れて、最盛期を迎える前に帰ってしまう。11月下旬の大混雑はなんだったのかと思うほど今日は閑散としていた。今の…

白無垢

八坂にて。

神馬

所用あって上賀茂神社へ。真っ白な神馬がいた。睫毛まで白く、大人しく厩舎に納まっていた。自分の役回りをわかっているかのよう。 手作り市をやっていた。しかし高いな。ちっぽけなクッキーが百円。石窯パンが一斤で千円近く。多くは素人が作ったものにして…

上賀茂神社

毘沙門堂

両親が来たので近場の紅葉の名所にでも案内しようと思いたち、毘沙門堂へ。山科駅を降りて目的地方向に進むと人、人、人。まるで季節外れの初詣。 どうやらJR東海のキャンペーンポスターに毘沙門堂が採用されたらしく、それを見て近畿や東京から人が押し掛け…

満福寺芸術祭

満福寺の美仏

黄檗という少し辺鄙な宇治の近くの駅に満福寺という禅寺がある。開祖が日本にインゲン豆を持ち込んだ福建省出身の隠元和尚という中国人の高僧で、他にも印刷・煎茶・普茶料理、隠元豆・西瓜・蓮根・孟宗竹・木魚などはどれも隠元禅師が持ち込んだものらしい…

すっかり秋

蟲に喰われて穴だらけ。それも病でも何でもなく桜にとっては毎年のあたりまえのことなのだよな。毛虫を多く養う樹。老いて枯れるのも当たり前のこと。

三井寺

うちのマンゴーにこの風格は出せない。猫というやつには猛獣の名残がより強く残るように思う。

革堂