雑な作業で台無しにした後悔

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素焼き工程を生き延びてくれた繊細で脆い作品達。
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釉掛け作業を2時間で大急ぎで行った。今日を伸ばせばまた1週間が過ぎてしまう。なんとかこの日の窯スケジュールの空きに滑り込ませたい。
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そんな焦りから最後の釉掛け工程で隙間時間に大慌てで作業をし、見事に手を滑らせて作品をダメにした。

 

-釉薬の濃度が濃いとわかっていたが調節せずにドブ漬けした。

-安全に釉薬を掛けられる配慮なく柄杓で釉薬を掛けて鉢が転倒し蝉鉢の菌糸体の突起が折れた。一番楽しみな作品だったのに。

-蒸気が出なくなるまで待たずに450℃で栓を閉めてしまった。

 

用事の合間の隙間時間に窯入れ作業をおしこみ、やっつけで注意力散漫な作業をしてこれまで積み重ねた作業を台無しにした。愚かだな。
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押し込んで、小窯の酸化焼成のスイッチオン。

-釉掛けして乾き切っていないかもしれない。

-撥水剤を塗る作業を抜いて作品の底をスポンジで拭っただけなので棚板に癒着するかもしれない。

-シリコンカーバイドを混入させるはずが用事に間に合わなくなるので辞めて窯入れした。仕上がりが物足らなくなるかもしれない。

 

うまく焼き上がっても運でしかなく、失敗したらそりゃ当然だろうと思えることだらけだ。窯出しして自己反省会をしよう。