年末年始の上等酒Opus One、勝駒

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元旦に凧を上げた。連凧が澄み切った2023年初日の空によく映える。なんだか幸先が良い。
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風が無かったのでその分、子供達は頑張って走って上げた。
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霜柱も高く伸びていた。サクサク踏み割るのが心地よい。
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初詣に行った神社の一景。
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マンゴー殿を亡くした。姪が増えた。
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年末年始に実家に集まる家族が増えてお節も七段重の立派なものになった。
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そんな中、私が退職祝いに頂いていた富山の地酒「勝駒」純米酒を提供。四合瓶で8000円以上もする私が普段飲むことはないお酒で一人で開けるのが憚られたので皆で開けることにした。

晦日に今半の霜降り牛肉のすき焼きと合わせて頂く。確かに美味しいのだが、正直3000円ほどの美味しい純米酒との違いを明確に味わい分けられる味覚は持ち合わせていなかった。味の濃いすき焼きに合わせてしまうと繊細な真価が感じられないのかもしれない。勿体無かったか。

さらりと美味しく、吟醸香も控えめで米の味も感じられる美酒。あっという間に腹に消えた。
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そして元日のお節と一緒に頂いたのはオーパスワン2010ヴィンテージ。食事中も時間が経つほどに香りが広がりどっしりと重く旨く味が変化していく流石な味だった。皆して「ワインの味はよくわからないけど、これは美味しい」と感嘆する味だった。お節の何十種類の多彩な味覚を受け止める懐の大きさのあるお酒。美味しいお酒は幸せな気分にさせてくれる。

私にとっては昨年は良い年では無かったが父にとっては結婚を諦めかけていた息子が40代半ばにして結婚して孫が増えたこれ以上に目出度いことは考えられないという良い年だったのだろう。96点というパーカーポイントが与えられ過去最高の偉大なヴィンテージの一つとされ1本7〜8万円と値段が高騰しているOpusOne2010はワイン好きな父にとっても秘蔵の1本のはず。それを開けるべき正月だと父が思ったのは喜ばしいことだ。運不運は長い時間軸の中で帳尻が合うものなのかもしれない。

 

必ずしも高価なお酒である必要はないけれども、美味しい好みのお酒を選んで少量楽しんでいきたい。それ以外の趣味も量より質を志向してこだわりを深めていきたい。仕事以外では好きなことにこだわりを強めていきたい。好きの純度を上げていきたい。