備忘 首と腕、肘の神経痛

私はストレートネックだそうで、2年ほど前から仕事が忙しくなると神経痛を起こすようになった。

 

整形外科医によるレントゲンと触診によればストレートネックで第四頚椎の間隔がもとから狭いのに無理な姿勢が祟り神経が圧迫され、神経周辺の筋肉が硬直してそれがさらに神経を引っ張って痛みを生じさせているのだと言う。筋弛緩剤と鎮痛剤を投与して筋肉を緩め、姿勢を正して回復を待つ対症療法を勧められる。

 

マッサージ屋はコロナのワクチン接種が始まってから左肩や腕に局所的なこれまでにないハリができて通院する人が増えたと言った。ワクチン陰謀説ではなく、筋肉注射の針に筋肉が生理的物理的に過剰反応してしまう体質が合わない人が多いのではないかとのこと。いやなハリのある人にそれとなく最近ワクチンを打ったかと聞くと数ヶ月以内に打った人だったという。ワクチンを打ってない人の例が少ないからなんとも判断し難いが、普段されることの少ない筋肉注射への過剰反応説も可能性としてはあるのかもしれない。

 

整体の施術師さんは斜角筋症候群ではないかという。ストレートネック、前傾姿勢の長時間によるPC仕事で硬直した筋肉が腕神経叢と鎖骨下動脈を圧迫して鈍痛を生じさせており、第四頚椎の圧迫は原因ではなく斜角筋周辺の硬直や圧迫、それによる首への負荷が波及した結果ではないかと。つまりレントゲンを見て第四頚椎の老化や圧迫という結果にアプローチしても効果は出ず、斜角筋という原因に対してアプローチする必要があるのではないかとのこと。

 

三者三様、本当の原因はこれです、と暗に仄めかしてくるわけだ。私としては誰か一つが正解でもないように思う。もしかしたらワクチン筋肉注射により筋肉が過剰反応して斜角筋症候群を起こし、それが首頚椎まで及んでいるのかもしれない。ドミノのように波及したものを遡るようにほぐしていかないといけない。

 

マッサージ屋も整体師も暗に整形外科医のレントゲン診断による鎮痛剤と筋弛緩剤という対応は表面的な薄っぺらいモノだと言いたげだった。そんな症例の少ない難病の診断を求めているわけでもないのに違う人に聞くと違う答えが返ってくるのは困る。いまだに医療は発達したようで期待値ほど発達はしていないのかもしれない。

 

診療に関してはAI、機械学習でもさせて可能性を提示させるほうが誤診率は下がりそうだ。膨大な知識の引き出しが必要な職業、例えば弁護士や会計士、医師は実はAIに侵食される可能性が高かったりもする。単に記憶力が良い(それだけでも凄いのだが)ことを必要とする一部業務はAIの機械学習の得意とすることだ。契約書や過去判例のチェック、正しい会計処理の判定、症状の分析と可能性の提示、あるいは確定した症状の療法の策定。高度な弁護士、会計士、医者がリスクの高い高度な内容だけに集中するだけで多くの業務はAIに肩代わりされる時代は確実なことが凡人の私にすらわかってきてしまった。何年も前に先見の明のある人たちの予想を聞いてそんなことあるかよ、と思ったことはもう確実な近い将来になりつつある。

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