チューリップもヒヤシンスも実はドライフラワーに向いている説

学び、願望

 

庭に咲いた花を適当に切って数日ほど切り花として楽しみ、そしてそこらへんに吊るして自然乾燥ドライフラワーにしている。

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チューリップのドライフラワーはあまりみかけない。不向きなものだと思っていたけれども、なかなか色も花弁も奇麗に残るではないか。 

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花弁の縁がトゲトゲしたチューリップは咲いているときの姿も好みなのだけれども乾燥させても花弁がばらけにくいようにも思う。品種名は「ハウステンボス」だったかと思う。しいて不満を言うならばチューリップには青花がなくて青いドライフラワーは作れないという点。

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蠅取蜘蛛を引き立たせて陰影を強くして撮ってみた。

 

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そしてもう一つ、意外だったのがヒヤシンス。染色したかのように強い色が残っている。乾燥時に上手に花を広げておかなかったので雑な形で固まってしまったが、放射線状に整えて乾燥しておいたらもっと見栄え良くなったに違いない。

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半年後、1年後の退色速度がどんな程度なのかはわからないけれども、チューリップとヒヤシンスを早春の賑わいとして育て、花後はドライにするのは有りのように思う。ネットの情報をうのみにせずに何事もやってみないとわからないものだ。

 

来年は紫ではなくもっと青いヒヤシンスを複数株育ててみたいと思う。水耕栽培と土栽培で比較してみたい。

4月下旬の花々

散歩日和が続く。こうして振り返ると4月は花の種類が多い。春だもの。当たり前すぎることをしみじみと感じる。

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 紫蘭。雑なネーミングだと思う。紫な蘭だから紫蘭だなんて。白薔薇だとか黒猫だとか、そういうのは品種名だとは普通は思わない。もっと粋な名前を付けてあげて欲しい。

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独逸菖蒲。ジャーマンアイリス。コロナ禍の通行人の八つ当たりにもっとも遭遇しやすい立派な花。生き残りが咲き誇っていた。

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 松葉菊。直射日光上等な強光下でも元気に育つ強靭種で、金属光沢質の咲かせる優良グラウンドカバー。しかもグラウンドを這うだけでなく、壁面も緑と花で覆ってくれる。

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青花とかないのだろうか。

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 名前を知らない。可憐な野草という雰囲気。

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 大蔓穂 

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 大蔓穂の蕾。

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白い花を鉄線、それ以外の色をクレマチスと呼ぶのがなんとなくしっくりくる。この家は毎年とても奇麗に咲いている。クレマチスは蔓がびっくりするぐらい細くて大輪の花を咲かすのにこの細い茎で栄養を送っているのかと感心する。そうか、その細さゆえに鉄線か。

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 とても大ぶりで淡い青が奇麗な紫陽花。紫陽花の品種改良も年々進んでいて驚かされる。

 

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 シルクジャスミンの群生。窓を開けるとあちこちで咲き乱れているジャスミンの良い香りが室内まで漂ってくる。4月には欠かせない花。

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 木香薔薇も街中のあちこちに花の壁を作っている。f:id:mangokyoto:20210427082157j:plain

ご近所の謎の老紳士から薔薇の育て方の本と達筆な手紙とともに託された薔薇の株なのだが、その老紳士と面識はない。本当は発酵鶏糞とか定期的に与えるべきらしいのだけれども放置気味。それでも師匠、今年はちゃんと咲かせられましたぜ。見てますか。

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こだわりの薔薇品種なのかもしれない。濃桃から橙色への移り変わりが奇麗。薔薇の育て方など知らない素人に薔薇なんて高度なものを託されても荷が重い。

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 名前の知らない可憐な野草は色の種類が白、赤と数種類あるようだ。

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ポピーなのか。花よりも種に私は用がある。 

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シメは木苺。日向で育つともっと実が紅く大きくなるらしい。

パーティー料理備忘録。やはり年輩にも脂の少ない赤身肉が美味しくなる真空低温調理肉のウケが良い。

 

野菜スティック。熱湯と同量の水で50℃のお湯をつくり、そこに人参や大根を5分ほど「お湯洗い」すると人参特有の生臭さが取れる。

ディップのソースは要改善。

筍御飯はうまい。次は大量の木の芽を御飯に混ぜてみようかと思う。

高齢の人にも脂身が少なく柔らかい真空低温調理したハラミステーキ、豚ヒレブロックは好評。

高齢の人にはケーキはそんなに量が要らない。等分しなくて良い。大抵、少しでいいと言われる。

 

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 筍ってやつは外の皮を取ると1/3ぐらいになってしまうのが歯痒いが、季節を強く感じさせる食材で好きだ。

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 来客用なのでたっぷりと筍を加えて土鍋御飯を炊いた。穂先の三角形の部分が私の中では「アタリ」。

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 木の芽は熱々のご飯の上に置くと湯気で変色してしまう。筍の上に置くと変色しなくて良い。もっと大量の木の芽をご飯の中に混ぜるべきかは悩ましい。

 

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 この季節は揚羽蝶と人間の山椒の葉の奪い合いかもしれない。黄緑の柔らかい新芽をたくさん収穫して筍の木の芽和えにした。赤味噌ではなく白味噌にした方が見た目は良いのだろうが気にしない。柔らかい部分だけでなく、根本の硬めでシャキシャキとした部分が混ざっている方が食感にバリエーションが生じて良いように思う。

 

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 肉料理。今回買ったハラミはいつになく鮮度が良いように思う。ハラミはすぐ赤黒く変色しやすいし、それでも問題はないのだろうけれども今回は鮮やかなまま。

 

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 胡椒やスパイスを振って馴染ませる。

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 こちらは豚ヒレブロック。100gあたり188円。下処理はなし。

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 これを60℃設定で2時間半ほど真空低温調理する。豚はウイルス感染と寄生虫の恐れがあるので安全を考えると60℃が下限に思う。これを肉の厚みで加熱時間を増減させる。面倒なので牛肉も同じ温度で一緒に調理するが60℃と本来は牛肉に必要な調理温度より若干高めで調理しても食味が落ちるとは感じない。タンパク質の硬化変性する65℃を下回る温度で調理する分には大差がないのかもしれない。

 

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70代の客が2人、今年で80代の客が1人いたが、脂身が少なく旨みが強く柔らかく調理した肉料理はとても好評だった。単なる「湯煎調理」ですよ、と説明しているが。

タレも塩も不要で山葵だけで食べるのが一番美味しい。素材を美味しく調理できると塩分さえ不要なのかと気付いた。

コロナ禍2回目のゴールデンウィーク計画

2021年2度目のコロナ禍でのゴールデンウィークとなってしまった。4月29日から5月5日までが休みで6,7日は仕事をちょこちょことこなし、8,9日が再び週末なので全体としては9-10日相当の休暇となりそうだ。さあ、何をしようか。

 

ネットで情報を漁ろうとしても商業サイトの類似したおすすめばかりで断捨離や掃除、DIY、筋トレ、料理、AmazonPrimeやNetflixなどで映画ドラマ三昧、ゲームといった漠然とした可もなく不可もない情報ばかり。そして「何をしてみたい」という情報はあっても2020年のGWや夏休みで実際にやってみて「何が満足度が高かった」かという事後の情報はほぼみつからない。これだけ情報にあふれているようで必要な情報にはたどり着けないもどかしさ。SEOやらも洗練されて薬にも毒にもならない商業サイトばかりが目に付くようになり、個性あふれる尖った情報は10年前に比べるとみつかりにくくなったように思う。

 

今年のゴールデンウィークの悲劇はおでかけ自粛と陶芸工房のコロナによる閉鎖だ。この2つの柱を奪われるとなかなかダメージが大きい。既に意気消沈だがネットからの情報収集が不調とはいえ、充実させられるよう準備していきたい。

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昨年からの学び

  • ホームセンターが鬼のように混む。必要なものは4月26-28日に買い込むほうが良いので事前に計画を立てる必要がある。
  • Amazonも配送が遅れがちなのでこれまた必要なものは早めに買うべき。さもなくば連休明けに届くことになる。
  • 自宅をフル活用して庭で七輪、燻製、温泉、キャンプなどは楽しかった。これらも織り交ぜて子供の満足度を高めながら自分のやりたいことも混ぜるのが吉。
  • 粉もの、BBQ材料はGWに入るとスーパーは激混みし品切れる。たこ焼き粉、ケーキ材料、焼肉のタレなどは平日昼間に買っておくほうが良いかも。

 

 ゴールデンウィークを充実させるための計画試案

食事系
休暇中も三食作らないといけないし外食も控えないといけないならば自炊をいかに子供が参加できる娯楽に変えていくかが工夫のしどころだと思われる。

  • ちょいと上等な食材の取り寄せ
  • 燻製器と七輪を展開して複数回、燻製を作る。
  • ピザを子供たちに好きにトッピングさせて焼く。
  • たこ焼きパーティー。たこ焼き器でケーキ作り。
  • レシピ本を買ってきてあれこれ日本酒の肴を作ってみる。
  • 材料を買ってきて自宅で豪華パフェ作り。
  • 豆腐料理をあれこれ作る。

 

運動・健康系

  • スマホデトックス。一日の使用時間を2時間以内にする。最低限の連絡やニュースのチェック以上にスマホに費やした時間は全て後悔にしかならない。
  • サイクリング。
  • 朝晩に筋トレ、ストレッチ、ジョギング
  • サッカーの練習会に連れていく。

 

家族との時間系

  • 子供たちとゲームをやりこむ。
  • 本気のプラレール作り。中庭を使って板を活用して巨大陸橋レイアウト。
  • 庭で露天風呂をみながらテレビ。
  • 停滞中の家族の写真アルバムを作る。
  • 室内写真撮影のコツを勉強する。
  • 家庭内で子供たちの日常生活のポートレートをたくさん撮る。

 

  • 作陶アイデアを練る。
  • 小説を2冊ほど読む。

 

仕事に役立つ「自己研鑽」の類は全く計画に入ってこない。やったほうがいいのだろうけれどもする気が起きない。そこらへんに自分の社会人としての凡庸さを感じるけれども、10年後に後悔したりするのだろうか。客観的に人生を舐めていると思われるような状況なのだろうか。休暇は存分にリフレッシュすることで平時のパフォーマンスが上がるのだとすぐに言い訳は思いつくが、仕事復帰して1日で蓄えた「リフレッシュ感」は喪失するので実際のところはよくわからない。

 

夏向けアイデア備蓄

  • 自宅で中庭を使って本格流しそうめん。卓上のおもちゃなどではなく竹を調達し、中庭の鍋に着地するようにして素麺を流す。
  • 丸ごとの鶏肉や鹿の足などを取り寄せて骨格標本を作る

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全力で遊んで休んで過ごしたい。

4月下旬の庭仕事備忘録

葡萄の蔓誘引作業。毎日数日ごとに確認。

朝顔水遣り

カメムシの捕殺

睡蓮鉢用金網購入。

白メダカ、緋泥鰌購入。

外掛フィルター購入。

 

 

作業したことの備忘録

無心に庭の手入れをすると一時、仕事のあれこれを忘れられてよい。

手入れしていると、「いつも奇麗なお花を楽しませてもらってます」なんて声をかけてくれる人もいたりする。「薔薇、肥料上げたほうが良いかもね」なんて助言をくれる人もいる。

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葡萄の芽かき作業

ついた花穂6つのうち間隔が狭い3つを間引く。

栄養充分に実らせるには一房につき10枚ぐらい葉が必要らしい。葉が展開するスペースがないので竹竿を延伸して葉の数をそこで稼ぐことにしてみた。

茎を強引に曲げすぎてポキッと折ってしまった。徐々に徐々に紐や針金で誘引していく必要がある。

今年は複数房を綺麗に実らせられるだろうか。

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例年GW頃までには芽吹いていたと思っているのだが、いまだにレモングラスが沈黙している。寿命だろうか。

6月まで待って芽吹かなければ株を抜いて土に栄養素をすきこんで株を更新しよう。

 

ミニトマトを植えたf:id:mangokyoto:20210427142352j:plain


昨年の学びを生かして、横倒しに植えた。そうすることで根が増えてその後の発育が良くなるそうな。

今年植えた品種は「イエローアイコ」と「ぷるるん」。

  

朝顔の種を植えた

子供が学校でもらってきた花いろ不明の種と、ヘブンリーブルーという水色の品種。

気温25度で芽吹くらしいのでまだ少し時間はかかりそう。

双葉を枯らさないよう水遣りに気をつける。

家屋南側のグリーンカーテンに仕立てて、直射日光を入れずに窓を開けれるようにしたい。

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草引きをした

だいぶ防草シートが痛んできて草が生えてしまう。

植生はスギナとオキザリスドクダミドクダミは前の住人がドクダミブーム時にドクダミ茶飲用に植えたのだろうか。

 

玄関先の整理

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植木鉢からこぼれ、砂利の上に広がり始めたセダム「森村万年草」を空いている植木鉢に仕立て直した。1ヶ月もすれば徒長した箇所も直るはず。

樹も植えない単なる緑の丘というのもいいかもしれない。

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水連鉢まわりの整理

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ビカクシダを室内から屋外北側に出した。秋まで風雨に晒そうかと思う。

だんだん大きくなってきた。盗られると困る。このサイズは買うと高い。

睡蓮鉢をリセットしたい。

沈んだ紅葉の葉を取り除き、砂利でも底に敷こう。

金魚の「小赤」でも放そうか。メダカを増やそうか。

琉金が理想だが過去に猫に数度襲われていなくなってしまっている。金網を張ったら解決するのはわかっているが見た目との折り合いの問題。

 

水槽手入れを考えるだけ

水槽の壁面が苔だらけ。

スクレーパーをこまめにかけないといけないのだと思う。

外掛のフィルターを購入すべきか。

砂利を掃除しやすくなるポンプで掃除頻度を増やし、外掛フィルターを設置したら飼える生体数は増えるはず。

泥鰌をもう1匹追加してつがいにしたい。今いる、緋泥鰌がオスなのかメスなのかわからないのが問題。

さらにメダカを数匹追加したい。緋メダカがいるので白メダカを入れて金銀の混泳にしてみたい。

 

 

ブルビネ・メセンブリアントイデス狂い咲き

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ブルビネ・メセンブリアントイデスには短命で難物種の印象がある。そんな株がもう2ヶ月近く花を咲かせ続けている。

 

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一つの花穂というか花茎に下から花が咲いてはその先に蕾をつけて伸びることを繰り返しながらもう20輪近くの花が咲いた。それが3茎も伸びているのだから賑やかこの上ない。

 

花を咲かすのは多大な栄養を消費するらしい。しかも受粉交配相手がいない。なんだか咲き終えた後に枯れてしまうような、次世代に繋ぐための最期の生命燃焼のように思えて不安になった。そこで花茎を全て切った。もっと早くに切るべきだったのかもしれない。

 

切ったにも関わらず、花茎についた蕾は陽が昇ると咲き、沈むと閉じる。静かでいて驚異的な生命力。

 

 

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七宝樹錦も二段ロケット式に葉が出て面白くなってきた。この株は明確な節が出来ずに徒長しているのだが、このまま3年目には三段階に葉が展開するのか見守りたい。

 

 

スマホ脳、スマホ認知症の危険。スマホを閉じて感受性を開く。

最高に気持ちの良い晴天が続く。春の黄砂で霞む空ではなく、すかっと青い空。そして温かく湿度も低い。最高だ。そんな行楽日和だというのに長期連休は緊急事態宣言発令で台無しになった。遠出はできなくとも、朝晩の散歩を楽しみたい。

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窓辺の朝日を逆光にして光る一輪挿しがなんだか神々しい。タンポポの綿毛よりも飛び散らず耐久性のある綿毛球は翁草の花。

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この蟲の臓腑から生えたかのような翁草のガクの造形が素晴らしすぎる。細かい綿毛を纏って、それが朝日で光り輝いている。来冬も翁草をたくさん植えてもっと素材を集めたい。


ところで、スマホを所構わず依存して使っているとあれこれ脳機能が低下して認知症になりやすくなるそうな。特に問題のある使い方としては無節操にWEBニュースやらブログやらを受動的に眺めてばかりいること、そして

●有名人の名前や映画のタイトルが思い出せないと、すかさずスマホで検索する。
●初めての場所に行くときはスマホのナビに最初から頼る。
●仕事や街角で興味を示したものを、観察せずにスマホで写真を撮って保存しておく。


思い当たることばかりだ。思い出す努力を放棄してすぐ調べてしまう。

旅先であっちかな、違ったか。こっちかな、と彷徨う楽しさを私は知っている。住宅街の入ったことのない路地に入り込んだり、庭先の植木鉢を眺めるのも楽しい。しかし家族で旅行すると、すぐ「Google Mapで調べたらよくない?」となってしまう。

どきりとしたのが、ろくに観察せずに写真を撮って保存するという指摘。ちょっといい光景、面白いモノを見つけたらスマホで撮影して終わり。なぜ美しく見えるのか、どこに惹かれたのか。要素は何なのか。目に焼き付ける努力を怠っているように思う。果ては妻の顔、子供の顔をどれだけくっきりと思い出せるか。瞼の裏に描けるか。

瞬間を噛み締めることを忘れて過ごす時間が薄くぼやけたものになってしまっていることに気付かされる。

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朝日を浴びた豚足だってこんなに美しいというのに。ふと思ったのだか、骨の中は空洞なのでもっと太い骨ならば多肉植物を植え込むことができるのかもしれない。


日常で美しいモノ、面白いモノを見つけたら、すぐスマホで撮るのを抑えてじっくりと観察するようにしよう。