手持ちの最も小さなロゼッタ状の多肉植物「レディジア」を植えてみた。しかしさらに小さな多肉植物を想定していたのだよな。
そして真紅のものを想定していた。冬に寒さと乾燥に当てると真っ赤になる多肉植物も春には緑を浴びてしまう。季節とともに色が変わるのも面白いのかもしれないが、鉢のお披露目にはやはり真紅の一輪を植え込みたかった。
そしてもう少し偏平な奴が良かった。
多肉植物の寸法に対して器の土容量が過剰となった。しかしカット苗を差し込むだけというのが嫌なのだよな。土に根を生やし活着させるというのが譲りたくないこだわりなのだから。枯れるのではなく、はみ出るほどに伸びて植え替えるまでの過程を楽しむのだ。
器が透明灰釉を還元焼成して好みな唐津風になっただけに、もう少しこだわって想定していたような色形の多肉植物を探して植えたい。