量としての桜ではなく一本一本の個性で愛でるならば推したいのが馬橋通りにほど近い桃園川緑道に覆いかぶさるように咲き乱れる桜の巨樹。
藤棚のような支えの上に大迫力で広がる桜の花。遠近感があって、桜の雪崩が自分に迫ってくるので勝手に「雪崩桜」と名付けた。
緑道を西に向かってジョギングする人はこの下に吸い込まれるように入っていくことになる。ジョギング中のクライマックスになる。ここをゴールに走るのもアリかもしれない。
大迫力の遠近感の秘密は緑道の上を低角度で這うように伸びる巨大な幹。
これが桜のトンネルを作り出してくれる。
樹齢どれほどだろうか。小さなひこばえの桜花が可愛らしい。
高円寺の桜名所十選に挙げたい。