鬼瓦を作る職業を鬼師という。その作家さん永濱貴之さんの軒瓦一式に惚れた。
雲に乗った菩薩然とした招き猫。顔が存外に神妙な顔つきでそれもまた良い。
私もこのような童話のような作品を作ってみたい。
瓦の燻銀な陶肌も好みだ。
雲に乗る飛翔モードの蝉やハナムグリなんて素敵ではなかろうか。
古めかしい正統派な造形をした鬼瓦にひょうきんな漫画のような手足がついた作品も面白い。
本気の鬼瓦の造形の確かさとふざけたような首から下のギャップが楽しい。
鬼瓦のくせに艶のある座り方。
創作意欲を掻き立てられる作家さん。