2016-01-01から1年間の記事一覧

北千住 銭湯の聖地「タカラ湯」

キングオブ銭湯と名高い北千住のタカラ湯。いつかは行きたいと思っていたが、ついに行く機会に恵まれた。 宮大工の手によるものであろう、王道派の豪壮な銭湯建築。京都の船岡温泉を思い出す。 船岡温泉のような折り上げ格天井の風格ある脱衣室は無いが、そ…

千駄木 乱歩

江戸川乱歩先生は尊敬できる変態だったのだな。 谷根千と呼ばれる下町の千駄木から徒歩数分。江戸川乱歩ファンの女主人が営むカフェ。店内にはマイルズ・デイビスをはじめジャズが流れる。 そして三匹飼っているという猫の写真の数々に猫デザインの小物。 そ…

六友 京都北山の酒

米の味がしっかりとした純米吟醸酒。京都に住んでいた時には聞いたことのないお酒。伏見や洛中、京丹後なんかの造り酒屋は見聞きしていたが、北山にもこんな蔵があるとは知らなんだ。 生産量が少なくてあまり販路が広くないだとか、新宿伊勢丹での販売も今日…

高円寺らしいサブカル。死肉の服屋 チョコレートチワワ

高円寺南口、PAL商店街から東に1区画ほど入った裏路地になんともインパクトのある店を見つけた。 店の名前は「チョコレートチワワ」。1998年に開店した古着屋なのだが進化し続けた結果、死肉系ファッションも扱っている店となっているようだ。 店頭には刺激…

乙女幼児ごろしの「フローレスタ」のかわいいドーナツ

久しぶりに息子と街散策がてら庚申通り商店街を歩き、ドーナツカフェ「フローレスタ」で折り返し休憩。 「かわいい」という表現を禁止してみたい。親は真っ白。子は胡麻。よくできてるな。 他にも虎猫は南瓜餡なんだそうだ。秋限定の月見もあった。ほのぼの…

欲望のバージニア

禁酒法時代のバージニア州フランクリン郡で密造酒で荒稼ぎをするボンドュラント三兄弟の話。原題はLawless。和訳すれば無法なんだろうが、禁酒法なんていう法律が有ったから生まれた物語。 実話に基づいた映画だそうで、孫のマット・ボンドュラントが祖父や…

幼い背筋雀の子

見つけた時には眼は青かったがつついたら赤い色になった。某映画のダンゴムシのようなキャラクターはこの背筋雀蛾の幼虫の混ぜ合わさったものらしい。 道路の真ん中にいては轢かれてしまうので、救出して花壇に放った。立派に完全変態してくれよ。 その体側…

ゾンビランド

ゾンビランド (字幕版) 発売日: 2013/11/26 メディア: Amazonビデオ この商品を含むブログを見る くだらない。 大ヒット娯楽映画だ。中身はくだらない。本当に。気を張る要素は無い。それこそ、ポップコーンをポリポリ音を立てながら芝生にでも寝転んで観る…

裏参道ガーデン

表参道にある、今年の3月に開店したばかりという、古民家を改装した商業施設。表参道らしからぬ風情。だから裏参道なのか。こじんまりとした一軒家なのだが、その中に8店舗ほどの小さな店が入っている。 抹茶ソフトクリームも悩ましいが、抹茶かき氷を頂くこ…

喫茶ネルケン 静かにクラシックを聴く

心が荒んでいたもので、なんだか吸い込まれるようにネルケンへ。 もう年をとることを止めたかのような老婦人が変わらずに給仕してくれる。 4人も客がいた。本を読む者、書き物をする者、物思いにふける者。お爺さん、青年、女学生。 クラシック音楽が主役の…

愛犬 世界蹴球大会仕様

負けられない試合が始まります。これから続きます。日本はいつの間に、当然のように本大会に行けるつもりになりつつあるけど、あんなにも長い間、あと一歩で予選大会で負けてきた。番狂わせの起きる競技だ。日本はアジアで一番ではないし、他よりも額一つ抜…

カフェ「東京鼠」出逢えたら幸運

表現しがたいサブカルな雰囲気の「大陸バー 彦六」で土日の昼間だけ営業されるカフェ「東京鼠」。 この店、音響がとてもよく、それでもって心に触れる不思議な音楽が流れている。表現しがたい、旅先のゲストハウスで「沈没」してしまう空気感に似ている。 ス…

直射日光の南庭で茗荷の収穫

南側の日照条件の素晴らしい庭、つまり日陰で育てる茗荷には不適切だと思われた環境でも茗荷が問題なく収穫できることがわかった。 赤味が抜けているので、収穫する時期を少し逸しているのだろう。蕾の先が土を破るぐらいで収穫すべき。 摘みたては香りが鮮…

朝起きたらベッドに顔

朝起きると、覚えのない顔が。 何勝手にベッドに乗ってるのさ。 夏に君の体温は熱すぎるから間違ってもくっついてこないでくれ。 その半端な足の開き方、やめい。 キライじゃないよ、君。

掟は角刈り、アイパーの天水連

一際、異彩を放つ連がある。天水連。 男達には一つの掟がある。祭本番では全員、角刈りか、パンチパーマ。気合が入ってらっしゃる。かといって、素性はカタギの勤め人ばかりだとか。 娘がいると、「夏の間のお父さんはキライ」なんて言われてしまうとか。

漲る何か 高円寺阿波踊り

阿呆真面目ってやつですか。踊る阿呆に見る阿呆。同じ阿呆なら踊らにゃ損損。 そこらの祭とはわけが違う、特別な愛着を踊り手から感じる。子供たちにとって阿波踊りを踊って、氷川神社の祭や馬橋の盆踊りで夏は終わるものらしい。 若草色の和楽連。 ぼくもや…

高円寺阿波踊り

初めての阿波踊り。高円寺には50ばかりの「連」と呼ばれる団体があり、それぞれの意匠、振り付けで一群となって踊り過ぎていく。大きい連で100人程度、30から40人ぐらいのものが多いらしい。 素晴らしいのが、踊り子さんが眩しい笑顔なこと。愉しそうな姿に…

幼稚園児に諭された

朝、苦悶の表情で息子に 「お父さん、会社に行きたくないんだよ」 と言ってみたら、 息子は少し困った顔で思案したあと、 ぱっと輝く絵顔で 「だったら幼稚園に行きなさい」 と得意げに諭してきた。 息子に妙な説得力があることにビックリ。 お父さんは会社…

達磨正宗 三年熟成

もう、日本酒で日本酒ならぬものを作ったとしか言いようがない。深みとまろやかさはウイスキーのような蒸留酒に少し近いのか。 岐阜の創業170年近い老舗の酒蔵で、ここ40年ほどは日本酒の古酒作りに励んでいるパイオニアだそうだ。このラベルの意匠も時代に…

陶製ケーキ台制作

鹿風植木鉢が還元焼成待ちなので、すっかり忘れかけていたケーキ台作りを再開する。 前回、台座に霧を吹き掛けてふやかしておいたのを騙し騙し霧吹きしながらなんとか削っていく。乾きすぎているので、えらく削りづらい。やはり湿度管理しながら適度な柔らか…

夢より経済力を優先すべきという判断

若いうちから好きなことをして、満足な収入を得て、家族への責務も果たせられるように身を立てられるのが一番だ。その可能性が多くの人にあることも否定しないし、そう志してリスクの取れる若い人には敬意を表する。私は20代の後半に開業審査を通す当ても付…

中年クライシス 文豪が描く小説内の中年危機

日本のユング研究の第一人者である心理学者 河合隼雄氏が、自らも心を動かされた小説の中に描かれる様々な中年危機を紹介する名著。けして上から目線ではなく、同じく悩んだ者として、あるいはそのような悩みを持つ患者や相談者を如何に救えるかを悩む者とし…

おもちゃのお医者さんという老後の生き甲斐

シャボン玉銃が壊れてしまった。四谷三丁目のおもちゃ美術館で毎月第一と第三土曜日におもちゃ病院が来ると妻に聞いたので赴いた。 ちなみに全国津々浦々、おもちゃ病院は開かれている。 http://toyhospital.org/list おもちゃ美術館で開かれるおもちゃ病院…

初めての「ブラックビート」藤稔✖️ピオーネ

甘みの強い高級品種ピオーネ。段違いの粒の大きさを誇るこれまた甘みの強い藤稔。この二つを掛け合わせた「ブラックビート」という品種があることを知った。 粒の大きさはピオーネより大きく、藤稔よりは小さい。甘みは意外なことにピオーネよりも藤稔よりも…

オオゼキ 激安絶品ピオーネ

全てが安い訳ではない。しかしピオーネが299円とは衝撃的。あの高級品種が、山梨県産で、大粒で、299円。しかも、本当は週末は199円だったやつが美味しかったものだから、また翌日に買いに来たら299円になっていた。それでもまだ安い。 甘くて美味くて、上等…

根津 イングリッシュティーハウス ペコの多肉植物水耕栽培とトイレ

狭い路地のど真ん中に手漕ぎポンプがあるような、典型的な東京の下町、根津。その中に期待通りな古民家を改装したカフェがある。 フォトジェニック。一眼レフをそこら中に向けたくなる写真映えのする店内。 多肉植物の水耕栽培 和と洋のイヤミのない融合した…

次作 多肉植物鉢の構想

兜虫の胸から頭だけが虫に食われることもなく残されていた。 まじまじと見るのは初めてかもしれない。 眼を防護するように目尻に突起があるとは知らなかった。 ツノも頭も凸凹としてマットなのに脚の第一脛だけツルツルテカテカとしていることも知らなかった…

ジブリの大博覧会

広告宣伝やコピーに主題を当てた展示というのが面白い。 背景の深慮や想いが辿れる。コピーの正論でいえば、そんな背景を説明なしに宣伝文句で伝えられないといけない。 ただ、どんな名コピーだろうとも、宮崎駿や高畑勲の深い想いが一行の言葉で伝わりきる…

一番は庭にある。石像 石仏 根津美術館

日本の近代化の時代に東武鉄道で興し、大富豪となった根津氏が収集した美術工芸品。 大層値打ちのありそうなものが並んでいるな、という印象。 期待をよく裏切って愉しませてくれたのが起伏に富んだ広大な日本庭園。あちらこちらに石塔や石仏、石像が景色の…

Neigeの絢爛絶品激安シュークリーム

東高円寺と新高円寺の間、青梅通り沿いに2016年にできた店。 若いお兄さんが、ケーキを焼き、パスタを麺から作り、酒を作ってくれる。注文から提供まで少し時間はかかるが、とても丁寧に作っている印象。お兄さんの接客も、適度な距離感がある。客の話に適当…